長い夜 ページ24
やましょーside
紘太郎はお風呂から上がるともう頭がかくかく動いててAがほぼ無理やり歯磨きしていた。
そのまま隣の和室に布団に寝かせるとその引戸を少し隙間を開けて置く。
｢完全に閉めなくていいの？｣
｢めったに起きないんですけど起きた時に真っ暗で私がいないと泣いちゃうんで...笑
北人さん、からもう聞きました？｣
｢家族について話がある、とだけね。｣
こういう時冷静な瑠唯が応えると、ふっと息を吐くA。
｢長い話になりますが...大丈夫ですか？｣
各々が頷きAの話が始まった。
｢私がアメリカに行ったきっかけも何も話していませんでした。
まず、私は物心ついた時から母親という存在がありませんでした。毎日不器用で人がいい父と過ごし、おばあちゃんに料理を教えてもらったりしてました、この家で。｣
｢え...でもAの出身地って。｣
｢はい、私も日本に帰ってきてから知りました。それまでずっと沖縄出身だと思ってましたから。｣
｢だからA沖縄の言葉わかるの？｣
｢健太、その話は後でね。
A、続けて？｣
｢、はい。
そんな父が8歳のときに亡くなりました。ガンだったんですけど...余命宣告されて父は母と連絡を取りました。父が亡くなった時私を母のところに預けるために。祖母はその頃アメリカに帰ってしまっていて。祖母はハーフでアメリカ出身ですから。もちろん祖母は私を引き取ると言ってくれました。でも日本とアメリカでは大きく治安が違って...日本で育てようとしてたみたいなんです。
父が亡くなりそのまま母に引き取られました。そのあとは地獄でした。毎晩まだ幼い私を外に出てコロコロ変わる恋人と過ごす母親。冬でもそれは変わらず、沖縄の暖かさが懐かしくなる毎晩でした。
だいたい4時間くらい外にいれば家に入れてくれるので外に出される時申し訳程度に渡される100円を持って公園にある暖かいスープの買える自販機の近くにいました。家からだいたい20分で毎日毎日寒くなりながら歩いてました。｣
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美雅(プロフ) - こちらの作品の感想じゃ無くてすみません。I glare this worldのお話が読みたいのでパスワードを教えて頂きたいです (2020年3月15日 23時) (
レス) id: 88d8f55ddd (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - glareの方もパスワードが掛かってしまうんですね泣 落ち着いたら更新してくれるのを待ってます！ (2020年3月10日 0時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 完結、寂しいです…。 衝撃の結末でしたが、新作も楽しみにしております！ (2020年2月14日 23時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - いつも楽しく見させていただいてます！ 完結悲しいので…リクエストを。 RANAとの対立関係に決着というか、「諍い」後の展開を知りたいです！ あとは主人公と先輩方との交流なども見たいです！ 長々と失礼しました。 (2019年11月30日 22時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
ほくぶー(プロフ) - いつも楽しく見させていただいてます！！ひとつ思ったんですが、誰が話してるのか分からなくなる時があるので名前を書いた方が見やすいと思います。烏滸がましくてすみません。これからも楽しみにしてます！！ (2019年11月26日 23時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅま | 作成日時：2019年11月1日 20時
