第152話 ページ19
.
＿＿＿と認識する前に、俺は寝台に押し付けられていた
どうしようもない恐怖が、俺を襲う
『＿＿ゃ、やだ…こわ、ぃ……ぁ』
.
言葉が出ない
息も出来ない
.
『ごめ、なさ……言うこと聞くから……もう、やめ…』
.
「俺を見ろ！！！」
.
『…………ぁ……かつ、き……？』
「俺は！！あいつじゃねえ！！！」
ちがう、そうや、ちゃう、ちゃう
『……うん、ちゃう……ごめん、おちついた…』
.
「つまりテメェは
同性と部屋で二人きり
友人ではない距離感
頭を掴まれること
自分より高い位置に居ること
の、四拍子が揃ったらダメなんだな？」
『三拍子でギリアウト』
「……」
というか、
『何で知っとん』
「今日 部屋掃除した時にパソコンの履歴見た」
『……くそやろう』
「うっせ」
……あれ、
『ねえ、パスワードは…』
「……」
『黙らんでよ…』
まあいいや
『この事、誰にも言わんといてよ
あんな屈辱な事されて、只でさえ俺は……』
「そのトラウマ」
『……？』
「そのトラウマ。克服すんぞ」
.
『…………は、無理、無理や無理
これでさえキツいんぞ…？』
俺と勝己の距離
布団にくるまった俺と
扉の前(部屋の中)に椅子を置いて座ってる勝己
「嘘だろ……取り合えず 相澤んトコ行くぞ」
『い、いやや、いやや！それだけはいやや！』
「ガキかテメェは！！あいつんトコ行かねえと話が進まねえだろ！！」
『絶対いやや！』
「てっめぇ…」
此方へと歩く 勝己の足音が聞こえる
急いで布団を握る力に手を込める
が、それも虚しく
俺の布団は剥ぎ取られた
「来い！！」
『嫌だ！』
このやり取りは 約5分程続いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 782人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななか(プロフ) - 私、小学6年生だけど腐女子だぞ。元気出せ (2022年4月12日 21時) (
レス) @page49 id: f92900457f (このIDを非表示/違反報告)
春風駘蕩(プロフ) - LGBTが認められた社会である今！そう！所謂BLはもう少女漫画のようなもの！(あくまで私の意見)堂々としていきましょう！否定派がなんぼのもんじゃい！！！ (2021年8月31日 11時) (レス) id: 7ec3b8ebfc (このIDを非表示/違反報告)
春風駘蕩(プロフ) - 安心してください！私もですが私の周りにも沢山居ます(腐男子にはあったことないので会いたい)人の心を傷つけるのはイケナイコトダ！！！私はいつでも(と言えば語弊がある)腐っている方の味方です！勿論あなたを含めた！何も恥じることはないし！ (2021年8月31日 11時) (レス) id: 7ec3b8ebfc (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - 作者さーーーん！うちは腐女子です！うちの周りにも腐女子腐男子たくさんいます！そーゆーのを悪く言う人は心せま人間です！そんな人が言ってる事気にしないで下さい！ (2021年8月26日 21時) (レス) id: 6b0d7c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
のんしゅ(プロフ) - 応援してます！ 頑張ってください！ おれも腐ってるんで！ 供給ありがとうございます。公式から匂わせがあると嬉しいと思っています。ジャンジャン匂わせてください (2021年8月24日 20時) (レス) id: b8f455d9e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：荒木田
| 作成日時：2019年8月20日 20時
