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息止まってたんじゃないかって思うくらいに寝てた。
目が覚めたのはまだ夜中で、僕の腕の中ではAがまだ眠ってて。
つい数時間前の行為を思い出して元気になりそうな僕自身から意識を逸らそうとしてAを見るけど、もちろん逆効果。
半開きの唇にそっと指を添える。
イくときにキスを強請るように顔近づけてくんの、可愛すぎてめっちゃキスしたなぁ、って。
ダメだ、落ち着け、チョン・ジョングク！
トイレに行こうと起きあがろうとしたけど、……ほらやっぱり。
僕の腕が外れた途端に目覚まして、じーっと見られる。
「…ごめん、起こした、ね」
『……、…』
「…そんな顔しないで。トイレ行くだけだからすぐ…いや、ちょっと、かかるかもだけど…戻ってくるから」
僕がベッドから出たら、上半身起こしてまで僕を見てる。
この子、風邪引いてたときにも思ったけど、基本はすんごい甘えん坊なんじゃないの？
それなのにあんな我慢させてたって考えると、そこはもう反省するしかないんだけど。
僕らが手を出す出さない関係なしにそういうとこある気がするし、不器用で…出来ないことも嫌なことも自分で頑張ろうとしちゃって。
ユンギヒョンやホビヒョンにはちょっと甘えてたりするけど、こんなに来るのは僕だけだよな、って。
"じょんぐ、だから…だいじょぶ、です"
"きも、ちぃ…"
落とされた爆弾、トイレの中でAの可愛い姿を思い出して、抜いた。
だいぶスッキリしたと思ってトイレを出たら、すぐそこにAが座ってて思わず飛び跳ねた。
「うぁっ！…A？」
『……ん…』
「…ここで寝ちゃってたの？」
『…、…ん』
膝を抱えたまま僕を見上げるけど、よほど眠たいのか目がほとんど開いてない。
やば、トイレで変な声出てたかな？
聞かれた？
寝てたなら大丈夫、かな？
なんて焦りながらAの頬をツン、とつついた。
「ベッド戻ろ。また風邪引くよ」
『……ん…』
「Aはトイレ平気？ついでに行ってくる？」
『……』
コクンと頷いて、1回僕にぶつかってからトイレに入って行ったAに「トイレで寝ちゃダメだよー」「手洗ってねー」とちょこちょこ呼びかけた。
ふらふらしながら出てきたAは、また僕に正面からぶつかりそうになってたから、両手を広げながら目線を合わせるようにかがんだ。
「ほい、抱っこ」
めちゃくちゃ嬉しそうに抱きついてくんなっての、もう。
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キムチゲル(プロフ) - なつきさん» わぁあ！嬉しいお言葉をありがとうございます！毎日読んでいただけてるなんて…！光栄です。ちょっと後半の構成を練っているので少し間があきますが、更新頑張ります！ (2023年4月17日 19時) (
レス) id: eaa77fda60 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - たくさん更新嬉しいです〜！毎日のように1話から繰り返し読んでいます(^^) (2023年4月16日 19時) (レス) @page41 id: 95c8aadb34 (このIDを非表示/違反報告)
キムチゲル(プロフ) - 儚さん» 無事に読んでいただけて良かったです！飽きないとは…！とても嬉しいです！更新頑張ります！ (2023年3月28日 11時) (レス) id: eaa77fda60 (このIDを非表示/違反報告)
儚(プロフ) - ありがとうございます！18歳以上の年齢認証をしたら無事作品一覧からreverseが閲覧できるようになりました！キムチゲルさんの作品は胸が苦しくなったりほっこりしたりと感情が忙しくなるので読んでいて飽きないです。いつも楽しませて下さりありがとうございます！ (2023年3月26日 23時) (レス) @page25 id: b3dd7ca622 (このIDを非表示/違反報告)
キムチゲル(プロフ) - 儚さん» コメントありがとうございます！大好きとのお言葉、とても嬉しいです。別小説は、私の作品一覧から【reverse】とタイトルについたものになります。作品一覧への飛び方がわからなければ、トップページにリンクを貼りましたので、そちらからどうぞ。 (2023年3月24日 19時) (レス) id: eaa77fda60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キムチゲル | 作成日時：2023年3月2日 20時
