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カッ、と、自分の内側に熱く燃えたぎるものを感じた。
ドクドクと流れる熱さをぶつけてしまってはいけない、と思っても、Aを抱き締める腕には力が入ってしまって。
「…っ、それ、本気で、言ってる？」
返事はなくて、泣き続けるAの背中をポンポンと叩き続けるのも限界で。
引き剥がして、欲望のままに唇を嬲った。
息が続く限りに舌を捻じ込み続けて、ベッドに押し倒した。
『っ、…っ、お、ぱ…っ』
「…僕が、初めてを、…上書きするから」
『な、っで、…っ』
「…ちゃんと僕を見て。今が、Aの初めてだよ。全部、上書きしてあげるから」
…だから。もう大丈夫だから。
僕の胸にそっと触れた手は、受け入れなのか拒否なのか、わかる前にベッドに縫い止めた。
両手を抑えつけて、またキスをして。
腫れた左頬に優しく触れながら、また耳元で繰り返す。
「僕だからね。…Aの初めての人は…僕。今から、そうするから。キスマークも全部、僕のものに替えるから」
ね？と、頷く前に、Aの服を脱がした。
ほぼ無抵抗で、赤い跡や胸元を隠そうと動く腕にも力は入ってなくて。
その腕をとって、跡のなかった二の腕の内側をじゅっと吸った。
「…ほら、これを忘れないで」
『…っ、……っ』
速くなった呼吸、僕を見る顔はほんのりと熱を帯びていて、涙の溢れそうな目に、僕の熱も限界に達しそうだった。
首、胸元、鎖骨、全ての赤い跡を上書きしながらズボンも脱がせた。
素肌が触れ合う感覚に、理性が吹き飛びそうで、何度も自分の額に手を当てた。
太ももの跡を上書きしようとすると、ビクッと震える体に反応してしまう自分を収めようと「そんなに誘わないでよ」と、Aのせいにする言葉を吐いた。
『…ゃ、ゃめ…っ』
「…でも、気持ちいい、でしょ？Aはさっきから、…たくさん感じてる。僕をたくさん感じて、気持ちいい、でしょ？」
僕の頭をそっと押す右手をとって、恋人繋ぎをした。
今度は左手でそっと触れてくるから、そのままにして腕をさわさわと撫で返す。
下着に近づいていくと、くしゃっと握り込まれる僕の髪、恋人繋ぎから逃げ出そうと動く手、どちらにも興奮して一気に薄い布を剥ぎ取った。
「Aのココに触れるのは、僕が初めてだよ。…わかった？」
『っひ、…は、ぁ』
．
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キムチゲル(プロフ) - ＃ピーチパイさん» ピーチパイさん、こちらでもありがとうございます！嬉しいです！ (2022年9月20日 23時) (
レス) id: eaa77fda60 (このIDを非表示/違反報告)
＃ピーチパイ(プロフ) - 新作お待ちしてました。キムチゲルさん、好きな作者様なのでとても嬉しいです。応援してます！ (2022年9月20日 16時) (レス) id: 45ed2b8755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キムチゲル | 作成日時：2022年9月20日 14時
