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熱を出したのはグクたちと暮らし始めてからは初めてで、慌てる2人に私が笑ってしまった。
『前はよくあったし、ねてれば、なおるよ』
HS「でも、かなり辛そうだよ？病院行こ」
ホビの言葉にコクコク頷くグクが、可愛かった。
『びょーいん行くより、グクとホビといっしょのほうが、…』
JK「A！」
『ん…ちょっと、ねむくて…。いま、なんじ？』
JK「も、もうすぐ5時！ど、どうしよう、僕も一緒に寝る、で治る？ホント？」
『ん…ほんと…』
目を瞑ると空いていた隣にいつもの大きな体が戻ってきたから、大きく息を吐いた。
HS「A、夜まで変わらなかったら病院行こうね？」
『ん…』
HS「ご飯は無理しなくていいから、水分だけはしっかり取って。スポドリ飲めそう？」
『ん…のめ、、る』
HS「ジョングギは隣にいてあげて。困ったら呼んで。オーケー？」
JK「お、オーケー、わかった」
風邪、かな。
グクに移しちゃうかな。
JK「僕に移してくれたらAは治るかな」
『……なんかそれ、なつかしー、ね』
JK「…うん。あの時からずっと、思ってるよ。目も、耳も、半分でも全部でも僕に移してくれないかなって」
『…それなら、半分が…いいな。グクも、わたしと、同じ…せかい』
JK「…あの時も同じこと言ってた」
私が壊れたことを言ったら、グクは悲しんで、そして…分けてほしい、と言った。
『熱も、はんぶんこ…がいいな』
JK「ふふっ、そしたらホビヒョンに看病してもらお」
『うん、ふたりで、たくさん甘えよー、ね』
JK「さ、おいでー。うつれ、うつれー。僕に移ってこーい」
可愛いグクの、大きな体。
布団よりも分厚い筋肉が、あったかい。
何度か起こされてスポドリを飲んで、グクと一緒に眠って、腰が痛くなりそうだから座りたいと言って、コアラみたいに抱っこしてもらって。
夕方頃には、少し熱っぽいくらいまでに体調は良くなっていた。
電源が切れていたスマホには、たくさんの通知が入っていてビックリした。
プライベートのスマホはグクとホビしか連絡先がないから、普段はほとんど使わない。
仕事用のと間違えたかな、と思ってアプリを確認したら、やっぱりプライベートのもの。
『ぁ…テテ…』
JK「…テヒョンイヒョン？」
『うん、昨日バイバイするときに交換したから…』
JK「そんなに来てるの？」
『えーと、うん。これって多い？』
JK「ぶっ、多いよ！多すぎる！！！」
．
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キムチゲル(プロフ) - ＃ピーチパイさん» ピーチパイさん、こちらでもありがとうございます！嬉しいです！ (2022年9月20日 23時) (
レス) id: eaa77fda60 (このIDを非表示/違反報告)
＃ピーチパイ(プロフ) - 新作お待ちしてました。キムチゲルさん、好きな作者様なのでとても嬉しいです。応援してます！ (2022年9月20日 16時) (レス) id: 45ed2b8755 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キムチゲル | 作成日時：2022年9月20日 14時
