Tord(au) ※リクエスト ページ13
⚠︎学パロ
静かな教室で1人、ペンを黙々と進める。今回のテストは…言わずとも今の状況で察することができる結果となった。勉強を怠った自分が悪いが、勉学を好きでやる人なんてひと握りだと思う
「なーにしてんの、A」
文句を言いつつ渋々やっていたら、いつの間にか前席の人の椅子に勝手に座っているTordとばっちり目が合った。集中していて気づかなかったため小さい悲鳴をあげる
「そんな驚かなくてもいいじゃん。勉強？真面目だなあ」
分かってるくせに。居残りで勉強させられてること。きっとまたバカにしに来たんだろう。そんなことはまっぴらごめんなので、他の教室へ行こうと支度をする
「おいおい、待てって。自習するより教えてもらったほうが学べるだろ？」
制服の裾を引っ張り急にそんなことを言われた。何が言いたいのか、意味を理解したくなかった。つまり、教えてやってもいいけど？という事だろう
「なんだよーその嫌そうな顔は。人が教えてやるってのにさ」
目の前で不満を述べる彼を無視し、また座りなおり勉強を再開した。しばらく互いに無言の時間が出来る
「そこ、違う」
ペン貸して、と言われたので貸すとノートの空いているスペースにスラスラと解法を書く。返されたノートを見ると驚く程分かりやすかった。正直、「こんな事も分からないのかよ！バカだなー！」ぐらい言われると思ってたので、一瞬ほんとにこの人はTordなのか疑ってしまった
「今度は怪訝な顔してんな。どうせ今日はなんでこんな親切なんだ、とでも思ってるだろ」
大当たりだ。そんなに顔に出ていただろうか。今度から気をつけよう。なんで、と聞き返すと
「普通に優しさだけど？オレ、心広いからなー。まあ見返りを求めてるってのもちょっとあるけど」
と言った。たぶん後半が本音である。聞かなかったことにしよう、と思い残りの分の勉強をする。そして、ようやく終わることが出来た
「Aおつかれ。…それで？」
瞬時に嫌な予感を察した。逃げるようにドアまで走ると途中で捕まってしまった
「ほらオレAのために頑張ったぜ？何もご褒美ないなんて…なあ？」
壁まで詰め寄られ逃げ場を失ってしまう。するとこちらの手を取りいきなり甲に口付けをされた。その後も手の平、指先と色んなところに触れるようなキスを何度もされた。そして満足した笑みを見せて手を離される
「こんなことしても…友人のお前なら許してくれよ」
この人といると本当にろくな事がない
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推しを推してけ(プロフ) - さとうみさんさん» さとうみさん!!いつも陰ながらEWの短編集読ませていただいてます…！羨ましいなんて光栄です(⑉･ ･⑉)ありがとうございます、頑張ります！ (3月19日 19時) (
レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
さとうみさん(プロフ) - 初めてのコメント失礼します、とても書き方が好みでさらさら読めます！両性向けはすごいですよ！わたくしには無理な芸当ですね、羨ましいです。これからも無理せずに頑張ってください！ (3月19日 19時) (レス) id: 563e8e19e1 (このIDを非表示/違反報告)
推しを推してけ(プロフ) - あるまじき存在ではないアルマジロさん» ご期待に添えて良かったです(՞ ¨̮ ՞)こちらこそ素敵なリクエストを提供していただきありがとうございました！ (3月9日 10時) (レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
あるまじき存在ではないアルマジロ - お待ちしてましたぁ〜！ これだ、私が見たかったのはこれですッ！もう読んでいるうちに、夕日で照らされている二人と教室が目に浮かんできました！絶対あのTordって奴は、何かしら企んでるんですよねぇ〜 でも、それがいい！ 書いて下さりありがとうございます！ (3月9日 7時) (レス) @page14 id: d9deafb208 (このIDを非表示/違反報告)
推しを推してけ(プロフ) - あるまじき存在ではないアルマジロさん» とてもいいシチュエーションですね…提供ありがとうございます。今書いてるものを書き終わったら書こうと思います！ (2月23日 3時) (レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しを推してけ | 作成日時：2024年1月6日 21時
