Tom(future) ページ11
⚠︎
「あーAじゃねぇか。会いたかったぜー」
用事で彼の部屋に入った瞬間、突然話し方がへろへろな彼に抱きつかれる。いつもは冷静かつ沈着な性格なのでこんなTomは初めて見た。そういえばさっき、Tordが彼に謎の飲み物を渡していたことを思い出した。まさかとは思ったが確認すると、若干お酒の匂いがする。ドア近くで頭だけ出してニヤニヤ笑っていたので確信犯だ
「どこ見てんだよーA。よそ見しないで今は俺の方を見とけって」
普段の彼とは思えないほど別人と化している。仕事でも挨拶を交わすぐらいの仲なのに、急に抱きつかれて名前を呼ばれたのでさすがに驚いた。お酒に酔った彼はかなり絡みが強く、自分の腰へするりと手を回してきた。逃げようにも逃げられなくなってしまい硬直する
「もう少し近づこうぜ。この方が温かいだろー」
恋人同士でもないのに慣れない距離の近さに身動きが取れなくなる。必死に回している手を振り払おうとするが、相手の力が強いせいかビクともしない
「なあ……いつも我慢してたんだ。今日ぐらい我儘言ったっていいだろ？」
耳元で甘く囁かれる。バイザー越しからも伝わる熱っぽい視線に目を合わせられない。いつの間にか彼のベッドに押し倒されていた。そういえばここは彼の部屋だということをすっかり忘れていた。そんなことを考えているうちに、服のボタンが緩められ素肌が露になる。首からお腹にかけて短いキスを落とされていく
「こうしてAの身体触れてみたかったんだ。思った通り肌は白くて柔らかくてすべすべしてるなー。…触り心地がいいぜ」
そう言ったっきり喋らなくなり不審に思うと、自分のお腹の上で寝息を立てていた。ここから抜け出すことにほぼ諦めていたため、仕方なくそのまま眠りについた
どれくらい寝ていたのだろう。外はもう日が差していて彼はまだ寝ている。気づかれる前に部屋から出ようとした。が、途端に肩を掴まれた
「待て、行くな」
いつから起きていたのか腕を引っ張られ、再びベッドに引きずり込まれる。まだ酔いが覚めていないのか、と思ったが喋り方はいつも通りに戻っていた
「あれで終わり、なーんてことないよな？昨日の続き、最後まで楽しませてくれよ」
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推しを推してけ(プロフ) - さとうみさんさん» さとうみさん!!いつも陰ながらEWの短編集読ませていただいてます…！羨ましいなんて光栄です(⑉･ ･⑉)ありがとうございます、頑張ります！ (3月19日 19時) (
レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
さとうみさん(プロフ) - 初めてのコメント失礼します、とても書き方が好みでさらさら読めます！両性向けはすごいですよ！わたくしには無理な芸当ですね、羨ましいです。これからも無理せずに頑張ってください！ (3月19日 19時) (レス) id: 563e8e19e1 (このIDを非表示/違反報告)
推しを推してけ(プロフ) - あるまじき存在ではないアルマジロさん» ご期待に添えて良かったです(՞ ¨̮ ՞)こちらこそ素敵なリクエストを提供していただきありがとうございました！ (3月9日 10時) (レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
あるまじき存在ではないアルマジロ - お待ちしてましたぁ〜！ これだ、私が見たかったのはこれですッ！もう読んでいるうちに、夕日で照らされている二人と教室が目に浮かんできました！絶対あのTordって奴は、何かしら企んでるんですよねぇ〜 でも、それがいい！ 書いて下さりありがとうございます！ (3月9日 7時) (レス) @page14 id: d9deafb208 (このIDを非表示/違反報告)
推しを推してけ(プロフ) - あるまじき存在ではないアルマジロさん» とてもいいシチュエーションですね…提供ありがとうございます。今書いてるものを書き終わったら書こうと思います！ (2月23日 3時) (レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しを推してけ | 作成日時：2024年1月6日 21時
