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Candle 7 ページ8
「…え?」
『…いや!やからな!?
亮に、スピーチ、
頼みたいなー思ってさ!』
「…ていうか、おめでとう」
『…うん、ありがとうな!』
そう言って、また笑う。
その笑顔を見て、
まだ好きだと思ってしまうほど。
まだ、現実は理解できてない。
「…結婚式、いつなん?」
『四か月後の、今日かな。
だいぶ現実味帯びてきたとこやからさ。
報告しよ思うて。』
そういう君の顔はとても幸せそうで。
…俺の入り込む隙間なんてなかった。
「…そっか。」
『…スピーチ、お願いできる?』
「……うん、ええよ。」
そう言って笑った俺の顔は、
不自然じゃなかっただろうか。
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作者名:T.P.Inf | 作成日時:2014年11月3日 12時