Candle(∞,Yellow)[完結] (ページ6)

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Candle 5 ページ6

その翌日

只今、12:00。
俺は、待ち合わせ場所におった。
いくらせっかちとはいえ、早い。

待ち合わせは12:30やから、
あと30分もある。

…好きな人を待つ時間って、
こんな長いんやな。

そんなことをグダグダと考えていると、

改札を出ようと歩いてくるAが見えた。

時計は、12:05を指す。

　『待った？』

　「いや、待ってへんけど…
　お前にしては早ない？」

　『…失礼やなー…
　
　いや、亮、せっかちやし
　多分早めに来るんちゃうかなーと思って』

結局亮のほうが早かったわー、なんて言って、
Aはそっと笑った。

…こんな笑顔を見るたびに、
俺はめっちゃコイツ大好きなんやな、って
自分でも思う。

　「…それはどうも。」

　『どーしたん(笑)今日素直やなぁ(笑)』

　「それはないわ」

　『…(´・ω・`)

　 …まあええけども。
　とりあえず、お店行こ！』

…ただ一つ。
素直になれない自分は、
なんでなんやろ。