この状況は一体 ページ8
「どうしたんだ？さっきからキョロキョロして」
「あぁいや、すみません、あの子どこかなって」
……いや、別に気にしてるって訳じゃないけど
いっつも横に居るからなんか違和感。
それに、お酒がある場じゃあの子どうなるかわかんないでしょ。
……既に酔いつぶれて意味わかんないことしてる未来が既に目に見えるからハラハラする。
「あの子なら……いたいた、ほら奥のカウンター席に座ってる一つくくりの。
ミンギュが広いとこ取ってくれたおかげで誰がどこにいるか分からないな！」
先輩が指さす方を辿ると、そこに確かにいる後ろ姿。
どうやら既に男の先輩に詰め寄られているようだ。
「え〜い、助けに行ってやれよ〜？」
ぼーっとその光景を見ていると、隣でそう先輩に肘でつつかれた。
「いいですよ〜。 あの子はあの子で楽しんでるんだろうし」
それに、助けるだなんていってもただの交流だろ。
……まあ、壁にもたれてちまちまポテトでも食べてそうなAさんが一丁前にカウンター席に座っているのは謎だが。
「いや？隣にいるあいつ、新人狩りってあだ名ついてる奴だろ？」
「そうそう、毎年絶対送迎会じゃなくてその次の飲み会で新入社員を食い散らかすって噂の。」
「新人狩り……」
……そう言われてしまえば
あの先輩の今年の初狩りがキムAになりそうな気がしてたまらない。
…いや、なんだろうと俺には関係ない話だし知ったこっちゃないけど
…仕事に支障きたすかもしんないし、、それに
あとから変なことで巻き込まれても面倒な気がする。
「ほら、いけよ〜？ かっこいい所見せるチャンスだぞ〜」
「あぁ、はあ。」
……あー。もう。いいや。
俺のちょっとした善意を、先輩達は何か勘違いしてるらしいけど。
先輩に背中を押されて、そのまま仕方なく立ち上がった。
「…横失礼します…って、あれ」
『あ、ミンギュ君〜！お疲れ様！ すっごい楽しいよ〜！』
…何かが、おかしい。
例の新人狩りさんの隣に座って、様子を伺おうとカウンターに肘を着き横を見ると
「……(潰れてんだけど。)」
その先輩はグラス片手にカウンターとにらめっこしながら 今にも顔を打ち付けそうになっている。
反対に、そのまた隣に座っているAさんは、頬がほんのり赤いだけで全然ケロッとしていて……
「Aさん、この人に何したの？」
『なんもしてないよ〜！、
どっちがお酒多く飲めるか勝負しようって言われたから勝負してただけだもん、、』
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月紗?(プロフ) - かなさん» 読んで下さりありがとうございます。最近更新があまり出来ておらず申し訳ないです…😢🙏 近々更新する予定ですので宜しければ少しお時間頂けるとありがたいです🙇♀️🙇♀️ (4月18日 23時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きが気になります！更新待ってます！ (4月16日 22時) (レス) id: b3d6bb1234 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レイさん» 大変失礼いたしました。改めて表記をさせて頂きました、申し訳ございません😢🙏まだまだ未熟な私にこのようなご指摘をして下さりありがとうございました😭💞 (2月17日 12時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - パロディならパロディとわかりやすいところに表記して欲しいです... (2月17日 12時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年4月19日 17時
