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「このカルビチゲ、どうやって作ったの？」
『んー、特別なことはしてないよ〜？』
順調に食べ進めていく度に、思ったこと
Aさんが、思ったより料理上手だってこと。
いや、勝手に料理できないだろって決めつけてた訳じゃなくて
日々仕事でやらかしまくるAさんが実際にこうやってご飯を作ってくれたことにすごい意外性を感じてる。
家で自炊してるとは聞いたけど、ここまで本格的だとは思ってなくて。
美味しいと思ったもの(全部だけど)の作り方を聞くまでに至っている。
「へぇ、白だしか。」
『うん！ 日本の調味料なんだけどね、
ここの近くのスーパーに売ってたから気になって買ったんだ〜』
「俺も今度探しとこ」
その後も色々料理の話や会社の人の話などで結構盛り上がって、あんなにあったご飯も気づけば2人で平らげていた。
「ごちそうさまでした、美味しかった！」
『良かった〜！ お粗末さまです〜』
早速何枚かお互いの皿を一緒にして台所まで運んで、そばにあったゴム手袋をはめようとすると
”お礼させてもらったのにお皿洗ってもらうなんて！”って俺の背中をぽんぽこたたき出す。
「いいよ、してもらってばっかじゃ悪いし」
『それ私のセリフ〜！』
俺は台所の方を向いててAさんは俺の背中の方を向いてるから、顔は見れないけど
多分眉間に皺を寄せて怒ってるんだろうなあ、なんて想像がつく
「俺をどかしてから代わってみな」
俺の後ろで痛くも痒くもない攻撃をし続ける彼女にそう言うと
『無理に決まってるじゃん〜…！』
なんて悔しそうに言うから、不覚にも笑ってしまう。
「分かったなら大人しくテレビでも見といて。」
『んー……ありがとうミンギュ君…。。』
少し振り向いてそう言えば、納得してないの全開で感謝しながらもとぼとぼソファの方へ歩いていった。
そりゃ、お世辞でも全然迷惑かかってないとか言えないし
すっげー手焼けるし。
あのドタキャンを機に先輩とビミョーな距離があいた気がするのは非常にいたたまれないけど
＿＿＿＿＿
『みんぐ君、これあーげる！』
「え、何これ。グミ？」
『うん、基本丸い形なんだけどね、珍しくハートの形のが出たんだ〜！』
「へぇ〜、すごいね」
『出たらいい事あるって袋にかいてたから、みんぎゅ君にもいい事おすそ分け！』
＿＿＿＿＿
普段から人に無意識に幸運を与えてるような存在だからこそAさん自体が迷惑だとは思ったことがない。
……まぁ、台所の設計が思ったより低くて地味にかがみながら皿洗ってんのだけはちょっとキツいけど。
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月紗?(プロフ) - かなさん» 読んで下さりありがとうございます。最近更新があまり出来ておらず申し訳ないです…😢🙏 近々更新する予定ですので宜しければ少しお時間頂けるとありがたいです🙇♀️🙇♀️ (4月18日 23時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きが気になります！更新待ってます！ (4月16日 22時) (レス) id: b3d6bb1234 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レイさん» 大変失礼いたしました。改めて表記をさせて頂きました、申し訳ございません😢🙏まだまだ未熟な私にこのようなご指摘をして下さりありがとうございました😭💞 (2月17日 12時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - パロディならパロディとわかりやすいところに表記して欲しいです... (2月17日 12時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年4月19日 17時
