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その場しのぎの適当な言葉だと思ってたからこそ、本当に家まで引きずられてたくさんのお肉のパックをおもてなししてくれると思ってなくて。
いくら食べても永遠と俺の皿が空く気配がしないのはきっとAさんがトング片手に食事してるから。
「…食べてる時ぐらいトング置きなよ。」
『あれ、ほんとだ。』
右手に箸、左手にトングなんていう二刀流もどうやら自分で気づいてなかったらしい。
カタリ、とテーブルに置かれたトングを見てまた、抜けてるなーと思った。
……いや、実を言うと俺だって人の事言える立場の人間じゃない。
物持ちもいい方だとは思ってるけど、ふとした時にすぐ割れやすいもの落としたりするし
絶対失敗したは行けないところで何故かやらかしてしまう。
けど、そんな俺をはるかに超えた人が出てきたもんだからどこか冷静になってしまうというか。
「なんで笑ってんの？」
『だって〜〜
すごい美味しそうに食べるし、すごい幸せそうだから〜〜』
"初めてみたよそんな幸せそうな顔〜"なんて楽しそうに笑うAさん。
人の顔を見て急に笑い出したからちょっと失礼だなんて思ってたのに。
よっぽど俺がそんな顔をしてたのか、Aさんの口角が頬を突き上げそうだ。
『食べるのほんとに好きなんだね〜』
「それはAさんもでしょ」
『うん！好き！大好き！』
Aさんが作ってくれたカルビチゲを飲んで、ふわふわしたその笑顔を見る。
ポッサムを作って幸せそうな顔をしながら咀嚼するAさんも全然負けてない。
「今日はお酒飲まないんだ」
『うん！最近禁酒してて飲んでないの。
あ、ごめんね何も聞かずに水出しちゃったけどミンギュ君お酒が良かった？！』
「いや大丈夫大丈夫、俺も最近飲まないようにしてるし」
海賊も禁酒って言葉知ってるんだなんて結構失礼なこと考えながらそう言うと、"一緒だね〜、しんどくない〜？"って眉を下げて聞いてきた。
どんだけ酒好きなんだと思う反面、その顔が妙にシリアスで不意にも笑ってしまった。
『いやぁ〜、健康って難しいね〜。
体に悪いものに限って美味しくない？？ ほら、このお肉も〜！』
禁酒の話から健康になるにはー、的な話に移り代わって
「仕方ないよ、それが人生ってやつ？」
『っあ〜、深いね〜！ そうだそうだ！体に悪くないものなんてほぼないもん！』
俺の言葉に食い気味で納得して、お肉をもっと頬張るAさん。
負けじと俺も頬張れば、"一口でそんなに食べれたら一石二鳥だね"なんてよく分からないことが返ってきたけど。
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月紗?(プロフ) - かなさん» 読んで下さりありがとうございます。最近更新があまり出来ておらず申し訳ないです…😢🙏 近々更新する予定ですので宜しければ少しお時間頂けるとありがたいです🙇♀️🙇♀️ (4月18日 23時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きが気になります！更新待ってます！ (4月16日 22時) (レス) id: b3d6bb1234 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レイさん» 大変失礼いたしました。改めて表記をさせて頂きました、申し訳ございません😢🙏まだまだ未熟な私にこのようなご指摘をして下さりありがとうございました😭💞 (2月17日 12時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - パロディならパロディとわかりやすいところに表記して欲しいです... (2月17日 12時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年4月19日 17時
