家に誘われ、俺困る。 ページ23
『ほら、沢山食べて〜！！』
「んえ、あ、うん。ありがとう。」
ニコニコしながらトングで俺のお皿にお肉を盛っていくAさん。
今日は、例の仕事手伝ってくれたお礼をしてくれる日らしい。
仕事が終わると同時に"ミンギュくん！！！お肉食べに行こう！！"って俺を引きずり出した。
今では嬉しそうに笑ってるけど、俺の手首をまあまあ強い力で引っ張りながら張り切ってた顔は結構怖かったのが本音。
＿＿＿＿＿
「えまってなんで俺まだ乗る、」
『だめだめ、私のお家に行かなきゃ〜』
「……はぁ？？？」
小さいのが前でブンブン、俺の手を掴んでない方の手で風を切りながらそういった時は本当にびっくりした。
「え、いや、なんのために？？？」
『この前言ってたでしょ〜、お礼は焼肉がいいって』
…いや、なんか俺が言ったからみたいになってるけど
「もう何件焼肉屋通り過ぎたと思ってんの？」
普通お店とかいう話じゃ？？
せかせか降りる駅じゃないのに手を引っ張られ強制下車させられてから歩くまでの間、色んな人が俺たちを変な目で見ていた。
『いいの！私のおうちで！』
「だとしても事前に言うとかあるじゃん、なんで急なの、？！」
『だって今日は予定ないって言ってたでしょ？』
……なんか、大胆過ぎないかとか俺今誘われてんの？とか不覚にも思ってしまったのは申し訳ないが。
＿＿＿＿＿＿
……とまあ、色んな経緯を重ね、今は何故かAさん家のリビングで焼肉パーティー(？)をしている。
白色で統一されている、どこを見てもピカピカに掃除された部屋は想像と180°違うくてそれにも驚いたけれど。
早速催促されて座ったイスの上で、不安げにAさんがする行動を見ていると
キッチンで色んなお肉をせっせと焼きながらも冷蔵庫から野菜やらキムチやら色んな物をお皿に盛り付けて忙しない。
"何か手伝う"といっても聞いてくれない上キッチンに来るなとまで言われたので大人しく座っていると瞬く間に豪華になっていったテーブル。
真ん中に置かれた大量のお肉が乗ったお皿に、サンチュに、2人分取り分けられたサラダと、スープと…
明らか2人分ではないと思う量の多さに若干引きながらも手を合わせる。
「……いただきまーす」
『いただきま〜す〜！ どうぞ召し上がって〜』
用意された花柄のお箸でお肉をとって口に入れる。
「んん、美味しい」
『えへへ〜良かった！ 全部上手く焼けたんだよね〜！！』
お肉は誰が焼いても美味しいだなんて、誰かが言ってた気もするけど
丁度お腹がすいてたのもあって、本当に美味しく感じた。
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月紗?(プロフ) - かなさん» 読んで下さりありがとうございます。最近更新があまり出来ておらず申し訳ないです…😢🙏 近々更新する予定ですので宜しければ少しお時間頂けるとありがたいです🙇♀️🙇♀️ (4月18日 23時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きが気になります！更新待ってます！ (4月16日 22時) (レス) id: b3d6bb1234 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レイさん» 大変失礼いたしました。改めて表記をさせて頂きました、申し訳ございません😢🙏まだまだ未熟な私にこのようなご指摘をして下さりありがとうございました😭💞 (2月17日 12時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - パロディならパロディとわかりやすいところに表記して欲しいです... (2月17日 12時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年4月19日 17時
