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まだこの気持ちに探りを入れてる途中なのに、なんて思いながらも口では違うことを言う。
『えぇ、違うよ〜！私、コーヒー大好きだよ？』
遠くから見てたからわかんなかったけど、近くで見ると震えている唇。
マイナスな表情筋全部無理やり削ぎ落としたような作り笑顔で握ったカップの中は、俺の飲んでるのよりだいぶと真っ黒だった。
……なんだ、むちゃくちゃ痩せ我慢してんじゃん。
どうせ、ヒョンに奢ってもらったからコーヒー嫌いとか言えなくてってパターンだろ。
「…あぁ、そうだった。ごめん
違う人と間違えてたっぽい」
それを察して話を無理やり合わせる俺と、”お、ミンギュヤ〜、お前もここ来るんだな〜”なんて平気な挨拶をしてくる。
……飲み会で会った時もそうだ。ヒョンはあの時のことなんて、何も無かったみたいな顔で俺と会う。
正直、何を考えてるのかは一切分からないけど。
それが、関係が崩れる前の仲が良かったヒョンを無理やり思い出させてくるからどうもややこしい
俺はまだ、この人を軽蔑する気持ちが溢れて仕方ないのに
『今ね〜、ジョンハンさんに私が嫌いな書類系のお仕事のコツ教えて貰ってたんだ〜、
でもいいねぇみん君は。 教えられなくても完璧にできちゃうから。』
ニコニコしたつもりの口角が引き下がったその笑顔を見て、俺はふと気づいた
「んな事ないよ。……まぁ、俺が1番得意なのは誰かさんのケツ拭きだけど？」
……ちがう、俺がこの状況を最悪として見てるのは、俺がジョンハニヒョンを軽蔑してるからだ。
軽蔑したままだから、この純粋すぎて心配になるぐらいのAさんと、接触して欲しくない気持ちになってるんだ、って。
JH「あはは、酷いねAちゃん。すごい言われようだよ笑」
『でも、毎日助けて貰ってるのはほんとなんですよ〜〜、いつもありがとうねみん君！』
綺麗なものが壊れてしまうんじゃないか心配だって、そんな感情に近い
今もなんの濁りもない澄んだ目で、突然とそんな事を伝えてくるし
「どういたしまして」
手にかかる量を忘れてしまうぐらいに、気が緩んでしまう
「…てか、さっき早速書類の確認任されてなかったっけ？」
『…え、……あ、そうだ！忘れてたー！』
こういうポカンとしてる所も……また。
「ほら、ただでさえ時間かかるんだし早めに戻ろう」
好きにしろって見放したくても、何故かできなくさせる。
ヒョンから遠ざかった所でコーヒーを奪い取って、代わりにチョコ牛乳まで買ってあげた俺は……
どこか、甘すぎる部分もあると思うけど。
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月紗?(プロフ) - かなさん» 読んで下さりありがとうございます。最近更新があまり出来ておらず申し訳ないです…😢🙏 近々更新する予定ですので宜しければ少しお時間頂けるとありがたいです🙇♀️🙇♀️ (4月18日 23時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きが気になります！更新待ってます！ (4月16日 22時) (レス) id: b3d6bb1234 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レイさん» 大変失礼いたしました。改めて表記をさせて頂きました、申し訳ございません😢🙏まだまだ未熟な私にこのようなご指摘をして下さりありがとうございました😭💞 (2月17日 12時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - パロディならパロディとわかりやすいところに表記して欲しいです... (2月17日 12時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年4月19日 17時
