検索窓
今日:11 hit、昨日:49 hit、合計:161,753 hit

. ページ29

「はい、できた」

『すみません、ありがとうございます』



結局、店長が器用に貼ってくれた絆創膏が私の人差し指に巻き付くことになった。

……それも、普通の絆創膏じゃなくて、くまさんの絵が描かれた可愛い絆創膏。


、店長、実はこういうのが趣味だったりして。



JH「うわぁ、Aさんがヘヨンがくれた絆創膏してる笑笑」
「ふふ、可愛いでしょ?」

『……ヘヨン…さん?』


ちょっとした偏見を抱えていた直後にそんなことを言い出すから、気になってそう聞くと


JH「俺の親戚の子だよ。
ジスの事大好きみたいでね〜、この前来た時おじちゃんが怪我しないように〜なんて言って大量に置いてったんだよね。」

どうやらヘヨンという方は私が思ってたよりも幼い子だった様だ。

「確か最近5歳になったばかりだっけ?」

JH「そうそう。まさかここでその絆創膏が活躍するとは笑」

……てことは私、そんな小さい子がする絆創膏を付けられたって事か。

『……いい歳した私がつけるのも、なんだか気が引けますね。』

JH「んーん?似合ってるよ?笑
せっかくジスが付けてくれたんだから剥がしちゃダメだよ〜」

『……いや、剥がしませんけど……』


そんなこと言われたら、余計剥がしにくくなるじゃん。

変に上機嫌な2人を眺めながらも、交互に自分の指に付けられたクマさんとアイコンタクトする。

…私にこんな可愛らしいの、似合わないと思うんだけどな。




JH「ヤー、もう雰囲気が新婚さんだね笑 何から何まで」

店長が絆創膏のゴミをゴミ箱に捨てに行ってくれた隙にここぞとばかりに弄り出してくるこの人。

……どうやら私が店長の事を好いていると勘違いしているようだな。


『柄にも合わないくまさんがこっちを見てくる度に、変な気分になるんですが。』

JH「何言ってんの。
血付いたかもしれないって言ってたいちごも洗って普通に食べてたよ?あいつ」


さっきなんかもぐもぐしてんなと思ったら、まさか……。

『いや、それは普通にヤバくないですか? 血って汚いし、変な病気とかかかったら……』

JH「大丈夫だよ。あれぐらいじゃ絶対かかんないし。それに信頼されてないと出来ないよ?そんなこと。」

むちゃくちゃ焦ってる私とは裏腹に妙に諭してくるジョンハンさん。


JH「もしかしたら、今ジスの体の1%ぐらい、Aさんで出来てたりして笑」

『……とんだメルヘンおじさんですね。』



だが、おじさんというフレーズにナチュラルに傷ついている模様。

お似合いの2人→←そんなんじゃないです。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (210 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
761人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , ジョシュア , Carat
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月紗? | 作成日時:2022年10月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。