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どっちからか通話終了ボタンを押して、静かな空気に慣れる
ジフンの声は相変わらず、聞きなれた声ですごく落ち着いた。
安心しきった分、完全に目が覚めたはずなのに聞こえる音が沈黙しかなくなると、だんだん目が閉じていく。
……もう、あの日のことはこれで忘れよう。
毎週、金曜日の夜に胸が苦しくならないように
これ以上、ジフンに迷惑かけないために。
＿＿＿＿
……ジフンは、中学生の時に同じクラスになって仲良くなったグループのうちの1人。
その中でも、本当にいつも一緒にいた いい意味で空気のような友達で。
からかわれたり付き合っているだなんて噂を流されたりした位、本当に仲が良かった。
当たり前のように一緒に帰って、たまにふたりで遊びに行って
家が近いジフンのお家にお邪魔させてもらうだなんてしょっちゅうだった。
……それぐらい、昔から私はこの人に迷惑をかけてばかりだった。
そう自覚していたのにも関わらず、私が頼れたのはジフンしかいなかったんだ。
両親の仲が最悪と言っていいほど悪かった私は、家に留まるのが大嫌いで。
学校が終わってもそのまま公園のベンチに座っていると、いつも
「…A、なにしてんの」
そう言って、もう既に1度帰ったはずのジフンが私を見つけては隣に座ってくれた。
『……ちょっと気分転換』
「の割にはすっきりしてなさそうだな」
確かジフンはその時、私の顔を見て一瞬下を向いたんだっけ
わざとらしい嘘しか言えない私を見て、何も言わなくなったんだった。
そうしてはぐらかす私を、「母さんがまた会いたがってるんだけど、家来る？」って
そうやって、私の傷に一切触れず 優しくしてくれた。
なのに、私は
私は、卒業式終わりに”もう会えなくなる”とだけ皆に伝えて、昌原に引っ越した。
当然、その時の皆の顔は真っ青だった。
毎日みんなで遊んで、笑って。
そんな楽しかった記憶を私は、最後の最後で一瞬で切り裂いてしまったから。
皆、全員高校が離れても会える場所にいるって思ってたから。
もっと他に、いい方法はあったんじゃないかってもちろん言われた
でも、私自身が昌原のどこに移るかすら知らないで
携帯電話も持っていない、”もう一度”が確証できないこの状況で
私が簡単に離れたくないだなんて口にしたら、いけないんじゃないかって思って。
みんなが言う言葉も聞かずに、ただ背を向けて 振り切ってしまった。
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月紗?(プロフ) - fuyu0526さん、ありがとうございます😿 すごく嬉しいです😢💞次の作品まで……😭🤦♀️もうフルスピードで修正終わらせます。 主様もどうかお身体にはお気を付けてください。そして……お鼻交換してください… (2023年4月15日 11時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - ここここさん、ありがとうございます😭そんな有難いお言葉を聞けるような作品を作れる人間に、少しでもなれた事が本当に嬉しいです。😿これからも温かく見守って下さる皆様の為に頑張ります💪ご拝読して下さりありがとうございました。 (2023年4月15日 11時) (レス) @page46 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
ここここ(プロフ) - 完結おめでとうございます！ いつも楽しみに読ませていただきました ここまで夢中になったお話は初めてで、何回も読み直してしまいました笑 主様の言葉選びや物語の進め方がすごく好きです！ これからも応援させていただきます！ 素敵なお話をありがとうございました (2023年4月14日 23時) (レス) @page46 id: 4b95013bd6 (このIDを非表示/違反報告)
fuyu0526(プロフ) - いつも更新楽しみにしていました。完結，おめでとうございます。次の作品も必ず読ませていただきます‼︎これからもお身体に気をつけてお過ごしください。P.S.私は花粉症ではありません。 (2023年4月14日 23時) (レス) @page46 id: 841865627b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年1月14日 14時
