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「……あれ、Aさん」
『タイミング良いね〜、もう練習終わるみたいだよ』
眼鏡を服の裾で拭きながら、ゆっくり近づいてきて
他に場所は沢山あったのに、何故かスニョンくんと私の間にひとつ空いてた椅子に座った。
ウォヌ君がこの部室に来るなんて、あまり予想してなかったな。
「夏休みはここに居るの？」
『いやいや、練習来いってむちゃくちゃ懇願されたから来ただけだよ。』
多分私が部活も何もしてないのに、真昼間の学校に来てる事が不思議でそういったんだろうけど
夏休みほとんどをこの部室に捧げるなんて、考えただけでもおぞましい。
1人でそう勝手に想像して絶句していると、ウォヌ君は珍しいものを見るかのような表情をした。
やっとこさ音色を勢いよく合わせて演奏しだしたソハ達。
さっき聞いていたものよりも、何倍か力強いソハの声と、丁寧なドラムのハイハット。
夏の爽やかな匂いが漂う、明るめの曲が私たちを囲んだ。
確かこの曲は、夏休み中にあるオープンスクールの部活紹介で披露する歌なんだったっけ。
「上手いね」
隣から少しだけ低い、そんな感嘆した声が聞こえる
それが気になって目線をそっちに移すと見えた目。
きっとドラムの音で聞こえないだろうに、あえて練習の邪魔をしない為か小声だったから
……そうなんだよね。喧嘩しなきゃただの良いバンドなんだけどね。なんて
小声じゃなくて、心の中で言ってみた。
『ダンス部も部活紹介とかで練習してるの？』
「うん、もう二週間前だし」
『……まだじゃないんだ、、』
「意外と短いもんだよ」
それからも適当にそんな他愛のない話をしていれば、ゆっくりと時間が進んでいった。
ソハ「はぁ〜しんどかった！！……って、、！」
『おつかれ〜、今日も元気にバトってたねぇ〜』
無事に(練習し終わったあともゴタゴタしてたけど)全てを終えたソハが、汗をちょいちょい、と拭きながら突進してきたので
来た時適当に買ってきた水を渡そうとしたのに、その手さえ気づかれないまま何かを見て固まった。
『…なに。なになに痛い』
かと思いきや突然私の肩をバンバン叩いてくる。結構痛い。
ソハ「……なんでジュン君とウォヌ君がいるわけ……？！」
『え、今気づいたの？？』
どうやらボスをつっついたりして取り囲んでるダンス部の存在に今更気付いたらしい。
……逆にこんだけ近い距離にいてわからないものなのか？？
ソハ「いや、誰かいるなとは思ってたけどいつも通りスニョン君だけだとおもって……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
