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なのに、Aさんは寝ぼけているからかゆったりとした口調で、無意識に俺の肩に少しだけくっついた。
普段全てにおいてラフで、軽い感じの彼女だからこそ
こうズッシリとして少し甘い素振りをされると どうも慣れない
.
『……わざわざありがとう、もう自分で歩くよ』
でも少し経てばそうやって、体を離すから
「いいよ、フラフラされても困るし」
『……んー、ありがとう、、』
そう言ってふくらはぎを支えている手の力を少し強めると
いつもなら"子供じゃないんだから"って突き返されるはずなのに、すんなり受け入れられた。
『…ボスがね、ソハと遊びに行くんでしょ、って聞いたらさ』
離れかけた重心や体温が元の位置に戻ってきたのを感じていると そう呟き出したAさん
……ジフンは確かソハさんと学校以外で会うことに”使っていたスピーカーが壊れたから”なんて理由を付けていたけれど
あいつの家に同じスピーカーがあと3台はある事を俺は知っている。
「うん」
『電気屋行くだけだし、って濁すの』
それも知らないであろう彼女は、相変わらず子供っぽい話し方で
それを感じ取れば無意識に口角が上がって、どうしてもだらしない顔になってしまう
……今の状態が向かい合うような形じゃなくて良かった。
『だからテンション低いな、楽しみじゃないのって聞いたら』
「うん」
『楽しみに決まってるって〜、』
声しか聞こえていなくとも自分の事のように嬉しそうにしているのがわかるAさん
それと同時になんだかジフンが可哀想に思えてきた
ただでさえシャイでそんな言葉滅多に言わないのに、零した貴重な言葉が小っ恥ずかしく男友達の耳に入ってるだなんて予想もつかないだろう。
それに、その”楽しみな事”に遅れてしまったのだから。
何かと迷惑かけたなと、これまた心の中で謝っておいた。
Aさんにも、"君が理由でボスがそのデートに遅れた"という事実をぶつけたりなんてしたら
ソハさんに変な形で謝って誤解を招いたりして話がもっと拗れてしまいそうな気がしたから 何も言わないでおく。
『ちゃんと遅れずに行ったかな、』
こんなこと考えているだけでも重いやら、支配欲が強いやら言われてしまいそうで怖くなるな、
なんてひとりでぼんやり考えていると聞こえたそんな声。
「ふっ、」
『……？なんで笑ってんの〜…？』
思わずそれに笑ってしまうと、少し拗ねたような声色に変えて服を小さく引っ張られた。
「いや……何でも」
『なんだそれ、、、』
……10分遅刻した上走り去っていった、なんて言ったらどうなるんだろうな。
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
