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「なんならお前も背負ってってやるけど」
WZ「いや、遠慮しとくわ」
返ってくるであろう言葉を期待したままそう答えれば、案の定期待が同じ形で帰ってきた
ふと見るとピタッと止まった貧乏ゆすりに、右肩を回す仕草。
それを見て心の中で長い間お疲れ様だなんて言ってみた。
……実際どのくらいこの眠り姫の支えとして座って居たのかは、色々な面倒があるから聞かなかったけど。
…それに、
自分の首元辺りにかかる彼女の寝息がとんてもないくらいに熱くて、ふとそんなことどうでも良くなったりして
背中にかかるちょっとした重みが、自分でも笑えてしまうぐらい愛おしく感じたからもうなんでもいい。
「迷惑かけて悪かった、ソハさんにも謝っといて」
ジフンは少し大きいリュックサックを、俺は小さいバッグを肩にぶら下げたAさんを背負って部屋を出ると
WZ「お前の親友はどんな男の肩でも普通にうたた寝出来るヤツだったって？」
なんて、バカにしたような顔で聞いてきた。
「…自分は人を待たせててものうのうと歩くヤツだって言えるならな」
そう今度は少し本気で、悪い空気も含めて言えば、 思い出したかのように(いや、あれは逃げてたのかもしれないけど) 走り出した。
小さくなっていく背中は見つめたまま、ただドンドン、と鈍い足音を廊下に響かせるあいつに静かにしろとイラついてしまいそうになる気持ちを必死に抑えた。
……こんなことになっていても、彼女のことを起こさないようにするのを最優先にするだなんて
自分でも、相当飲み込まれてるな。 そう感じた。
規則正しい呼吸音を首から耳に伝わらせながら眠る彼女に気を持っていかれそうになりながらも歩く
.
『ん…あれ、』
すると、しばらくしたらそんな掠れ声が左耳から聞こえてきた。
『………ウォヌ君、？』
いつもの声量よりだいぶとおちた言葉
さっきまでだらりと垂れ下がっていただけだった手が、ぴくりと動いて俺の胸辺りでもぞもぞと動きだした。
「それ以外に誰がいるの」
それが少しくすぐったくて
心臓の上あたりを交差すると、この早鐘を打つ心臓の存在が気づかれてしまわないか心配になって
『…え、…うわ、…ごめんね、むちゃくちゃ寝てた。』
未だにぼやけた感じのAさんの声が よりそれを沢山にさせた
「うん、沢山待たせてごめん」
『ううん、全然』
今日のAさんは昼会った時からだいぶ疲れていそうだったし きっと昨日はあまり寝ていなかったんだろう
そもそも、すぐ終わるから待っててくれと言いながらその倍の時間彼女を待たせた俺が悪い。
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
