再び開いた夏の戦い ページ45
『…なんで海って青いんだっけ』
「青色の成分だけ水に吸収されないからとかだった気がするけど」
『海の上を飛んでた天使が青い絵の具を零しちゃったから、じゃないの？』
「随分とメルヘンだね笑」
2人で砂浜にしゃがんで、ザーザー、と聞こえる波の音に耳を傾ける
空も海も真っ青で お日様はこっちを向いて盛大に笑ってるみたい
透明にも水色にも何色にも見えるその海
『……なんか、ウォヌ君と一緒に見れてよかった』
「……なに急に笑」
『こういう綺麗なものはウォヌ君と見るのが1番いいんだよね〜』
何気なくそう呟けば照れ隠しでか口角を横に伸ばして 目線を逸らしてくる
「…珍しいよね、夏場の海ってもっと混んでるんじゃなかったっけ」
『こっち側はなんでか人来ないんだよね。ほら、向こう側は人いっぱいでしょ』
「…ほんとだ、今気づいた」
突然とウォヌ君に海行こう、だなんていって連れ回して、電車に揺られて来たけど
全部"いいね"って賛成してくれるウォヌ君の表情がすごく柔らかくてなんだか嬉しい
『
ふと見つけた枝を手に取って 砂浜にそんなことを書くと
横で指で"
「あっ、なんで消すの」
『よくそんな恥ずかしいことかけるねぇ…！』
「恥ずかしくないんだけど？」
『……そうですか〜。』
……私をからかう時が1番いい顔をしている気がする。
.
『このまま太陽に焼かれるのもいいけどさ』
「うん」
『ちょっと初心に戻ってみたりしない？』
「……初心？、っうわ」
しばらくして照らされ続けていた髪の毛が熱くなってきたからと そう提案しながら立ち上がって
生ぬるい海に手を入れて、少しだけ海水をウォヌくんにかける
「数ヶ月越しに開戦か」
少しだけ顔を顰めたウォヌ君が、顔に飛んできた水を袖で拭うと
太陽よりギラギラした目で私を見て 立ち上がった
…お互いがずぶ濡れで授業に戻った時と同じように 私達はそこから本気で戦った。
あの時より、随分と楽しそうな空気で。
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
