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『…えっ、お、え。』
HS「…はぁぁ…！」
JH「ん、彼女…？」
私たち全員がパニックになっている間に、お金を雑にテーブルに置いて
私の腕をとんでもない強さで引っ張ってきて、リードを引っ張られている犬のように引きずられ何も言えないまま退店していった。
カランカラン、と鈴の音が鳴ってドアが閉まる
それでもウォヌ君は何も言わずにずんずん進んでいって、後頭部しか見せてくれい。
『ちょ、ウォヌ君、？痛いよ？』
近くの公園のチャイムが鳴っているのが聞こえる
夕方の明るい光にウォヌくんの腕が照らされる
手首がジンジンしてきたぐらいでそういえば、我に返ったようにパッと手を離された
「ごめん」
『……どうしたの？』
その時やっと見えた顔も、なんだかぱっとしなくて
さっきの言葉も相まって、心配になる。
なんでわざわざ彼女って強調して言ったんだろう。
いつもならAさんって普通に言うはずなのに。
「……ヒョンに言った？俺と付き合ってるって」
『…ううん、？ 聞かれてもないし…言ってない…よ？』
やっと目があったと思えば そう聞かれて
その質問の意図が分からず困っていると、難しい表情をされた
そのまましばらく沈黙が続いて お互いが喋らないままただ歩き続けた
……未だに何がどうなっているのか分からない。
なんだ、ウォヌ君は先輩が苦手か？そういう事なのか？
いや、でも…なんでこんな怒ってんの？
『…曲がる道通り過ぎたよ…？』
『……ウォヌ君？』
『…なんで怒ってるの？』
「怒ってない」
『…拗ねてるの？』
「拗ねてない」
しつこく話しかけても無言か否定か。
…君はもう少し話が出来る人だった気がするのだけれど。
「……不安になった」
このどうにもならない気まずさを消す方法はなんだと必死に考えていたら
そう言って、私の方をもう一度見てきた。
白い雲が風に流されていく
『…なんで？』
「……ジョンハニヒョンと仲良く話してるから」
やけに小さく発せられたその言葉
私の心の奥から何かが湧き上がってきて熱くなる
『………ナンデ？』
「死ぬほど妬いた」
『…えーっ。なにそれ。可愛いこと言うじゃん。』
いつもならしつこく掘り下げれば怒って口すら聞いてくれなくなるのに
私がそう言って肩を叩いても耳を赤くするだけだった
『…ウォヌ君しか見てないから、安心してよ』
なんとかして安心させたくて彼の手を取ってそう言えば
1度目を揺らしてから 恥ずかしそうに少しだけ笑ったウォヌくんが居た。
＿＿後日、何故か先輩に平謝りに謝られた。
そしてその件からウォヌ君は先輩の前で勝ち誇った様な顔をするようになった。
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
