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「…何も見えない」
『それ以上近づいちゃだめだよ〜。』
「うん…でも見えない」
『耳を頼りに行くしかないよもう』
「頑張る」
ゲーム内で暗い部屋をさまよっている上、目が悪いからかさっきから角に向かって走っているウォヌ君。
目を凝らして少し前かがみになったから 肩をぽん、と叩くとゆっくり戻る姿勢。
それが初めてのはずなのに、何度もやったかのような既視感で。
ふと今のウォヌ君との関係と、前のウォヌ君との関係の違いを考えてみた。
『……あ、もう無いじゃん。』
「ごめん全部食べた」
『はは〜ん、いいよ。このグミ開けていい？』
「うん。あ、俺も頂戴」
まず、変わったところで言うと距離感かな。
画面を見つめながら口を開けるウォヌ君に、ハードボイルドなグミを6個一気に詰めたりなんて
「んん、」
『はは、変な顔〜』
付き合う前じゃ考えられないし、そんな事したら秒でこの世から消されていたと思う。
ただでさえ余計な事を言って殺意ある目で見られてたのに…あぁ怖い。
今はしかめっ面でもなんなり受け入れてくれるから、彼なりに色々許してくれているのかも。
(ただし調子に乗ってはいけない。)
他にも、今普通に肩と肩をくっつけて座っていたりだとか
『うわ、！っ…いてっ！』
「うわごめん、大丈夫？」
突如現れた画面内の幽霊にビックリして体が跳ねると そんな近い距離のせいでか謎にウォヌ君の肩に頭をぶつけた。
それで 地味に痛がっていると、襲われているのにも関わらずコントローラーを手から離して打ったところを撫でてくれて。
その大きくて温かい手が頭にのせられる事も 新しくて少し恥ずかしかったりする。
でも、逆に変わらないこととなるとこれよりもたぶん多い。
「Aさん、ここの暗号なんだっけ」
『確かなんだっけな……0717じゃない？』
「それ俺の誕生日」
『そうじゃん。2757だ。』
「ありがとう」
まずは、お互いの呼び方。
＿＿”…なんか…さん付けってなんか…ねぇ？”
いつかの日に、そうおば様のように腕を組んで顎に手を当てたソハやスニョン君にそんな事を言われたけれど
何故かそこまで行くと小っ恥ずかしくて、2人で訳の分からないぎこちなさを生み出してからは前から変わらない呼び方で呼びあっている。
『そんな廊下あったっけ…？』
「うん、人形置いてあった部屋が突き当たりにあるとこ」
『あぁ〜、なるほど』
それに、話の空気感だって何一つ変わっていない。
あまり何も考えてないような、伸びた会話。
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
