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またその後に唇に感じた柔らかい感触
爽やかで弾ける甘いソーダの温かい何か
その上同時に香る誰かさんの優しい匂いが鼻を掠めて もうおかしくなりそうだった
耳には花火、目には暗闇、鼻には貴方、口にも貴方、手にも貴方。
五感の5分の3も独り占めされるなんて、思ってなかった。
人間には第六感なんて謎めいたモノも存在してるんだっけ
今この私にソレが芽生えてるのならば
その第六感さえも 綺麗にウォヌ君のものになってるんだろうね
.
離れた唇と同時に、開ける瞼
少しばかり照れてるような口元と ちょっとの間俯いて見えたまつ毛
……あぁ、これで目もウォヌ君のものになった
『……ねえ、私のまで倒した。』
なーんて事を思ってる間に、私たちの水分補給元は思ったより肉食なウォヌ君に絶たれてしまっていた。
引き寄せられた時に倒れた私のラムネ、だいぶ量残ってたのに。
全部また階段へと零れてって、3段ぐらい下のところで水溜まりを作っちゃってる。
「誰のせいだと」
『どう考えてもウォヌ君のせいでしょ』
私のせいみたいな言い方でちょっぴり拗ねるウォヌ君に、ムッとして返すと
楽しそうに笑っては口角を上げた。
その笑い声にも犯 される私は、いつの間にか五感全部 、ウォヌ君のものになっていて。
「そんな顔したAさんが悪い」
なんて、理不尽で超絶非合理的な言葉を放った。
それに対しても、どんな気持ちで私にキスなんかしたのかなんて聞く体力は既になくて
それを今分かろうとすればこの幸せな空間が無くなりそうだったから
ただその綺麗な顔に呑まれて この事の理由さえなかったことにした。
『…もう、花火終わっちゃったじゃーん。』
気づけば花火は最後に大きな花火を打ち上げて、パラパラ虚しく萎れていっていた。
……こっちは、ウォヌ君のせいで何もかも奪われたってのに。
「ほんと、早いね」
『……ウォヌ君があんなことするから』
「仕方ないでしょ」
なんでこれまた、そんな楽しそうな顔で笑えるのかな。
.
.
2人とも不思議な雰囲気で呆れ笑いをしながら、立ち上がる
ベタベタな空き瓶を2人揃って握って、階段をゆっくり降りていくと
”俺の集中が切れたのも誰かさんのせい”だって小さく呟いた声が聞こえた。
こんな罪のなすり付けあい、ちょっと面白くて笑っちゃうけどね
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
