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花火を見ることに決まって、その間の時間適当に屋台を見て回ることになった。
亀ぐらいのスピードで歩きながら、たまに端っこによったりしてさっきもらったフルーツ飴を食べる。
棒の先についたぶどう飴を口に運ぶと、
パリパリ、と薄い飴のコーティングが割れて、中のぶどうの果汁と一緒に口の中で溶けた。
『ん、美味しいね〜〜』
「初めて食べた、」
普段何を食べるにしてもちまちま食べるのに、いちごがまあまあ大きい上に一口でいかないと飴が剥がれ落ちる可能性があるからか、大きい口でいちご飴を頬張って、既にほっぺがパンパンなウォヌ君。
『……口ちっちゃ！』
「…喉詰まりそう」
飴を噛み砕いて少し顔をしかめながら食べてるけど、決してまずいとかではなさそうだった。
『てか、さっきなんで否定しなかったの？』
「なにを？」
『なにをって、ゴリゴリにカップルだと勘違いされてたよ私達』
「んー、だって否定しても100%疑い晴れることなんか無いじゃん」
『いやまぁそうだけど…』
真実ではないにしろそれを信じて貰えなきゃ意味が無いからそう平然といられるんだろうし
普段なら私も"まぁそっか〜。"で済ませられるはずなのに、何故か腑に落ちなくてソワソワした。
「…ん、いる？」
するとそう言って右手に持ったいちご飴の棒を差し出してきた。
『んえ、何で。』
「ずっとこれみてたから欲しいのかなって」
『いやいや、大丈夫っすこれで十分です』
……ぼーっとしてただけです。
＿＿＿＿
『夏祭りとか、ほんと来たの小学生ぶりとかだからこんな屋台あったの知らなかった』
「確かに、射的ってあんな高かったっけ？」
『いーや。私射的だけは極めてたけど100円は絶対高くなっている。』
「小学生の頃から銃握ってたんだ、なかなかだね」
『"から"って何さ。サバゲーはあんまりしないってば。』
しばらくしてようやくフルーツ飴を食べ終えて、そんなことを言いながら屋台を回る。
気付けば空も暗くなっていて、屋台の明かりやお祭りの音楽がよく聞こえるようになってきた。
「…勝負してみる？」
『お、望むところだ』
「……俺に向けて打たないでよ？」
『……そこまで馬鹿じゃなくてよ？』
＿＿＿＿
『……まさか引き分けになるとは』
「…銃の使い方上手すぎてびっくりしたんだけど」
多く景品が取れた方の勝ちだって意気込んでたんだけど
結局高校2年生2人、ムキになって弾の数分全部撃ち落として、気付けば周りにいた小学生の大スターになっていた。
……あ、その景品は全部その小学生達にプレゼントしました。(キョドりながら)
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
