言葉が出ない私に飴を ページ21
「ソハさんの叔父さんはどの辺で屋台してるの？」
『確かねぇ〜、屋台が広がってるとこの真ん中あたりって言ってた』
段々と賑やかな雰囲気にも近づいて、人混みの中に2人で入っていきながらそんなことを交わす
夏だからか7時なのにまだ少し明るくて 提灯の色もそこまで目立たないけれど
楽しそうにヨーヨー釣りをしながらはしゃいでいる小さい子達とかを見ていると 一気に夏を感じた
幾分か普段よりも暑さがマシに思えるのは 気持ちを涼しくさせてくれる屋台が多いからかな
「だいぶここつっきらないと行けないね」
『うん、道間違えたらごめんね』
「その時は置いてくからいいよ」
『良くないよ^^』
私のためにコンタクトにしてくれるぐらいなのに、中々に鬼畜なこの人のおかげである意味冷たいまであるけど。
人がたくさんいる道を少しづつ進みながらもウォヌ君を見ればなかなか悪い顔をしていた。
…そういう節あるよね、ほんと。
『…あ、あれかも。
フルーツ飴の屋台で、青い服に黒のハチマキ』
それからもそんな馬鹿みたいな話をしていたら、ソハに教えてもらったソハ叔父の特徴とピッタリ重なる屋台のおじさんを見つけた。
開店したばかりなのか、色んなフルーツを串にさしたりしていて、お客さんもあまり居なかった。
『すみません、私ソハの友達なのですが〜、』
「おっ！ もしかして君がAちゃん？」
『あ、はいそうです。これどうぞ〜』
その屋台の目の前まで来て、そう声をかけると
顔のパーツがハッキリした、どことなくソハに似ているおじさんが迎えてくれた。
「ほんとわざわざごめんね〜〜！ありがとう、助かったよ〜！」
謎に大きい声と明るすぎる笑顔に強いキム家の血を感じながらも、その分厚い封筒を受け取られて。
「いやぁ〜、てっきりソハちゃんが持ってきてくれると思ってたんだけどね〜、
兄さん達が急に済州島なんか行くって言い出すから困ってたんだよ〜」
封筒をこっちからは見えない所に置いてそう言うソハの叔父さん。
『あはは、大変ですよね〜。』
…そしてさっきから薄々気づいてた人もいると思うけれど
あいにく私は同い歳以外の方と会話が壊滅的に出来ないので ぎこちなく話に頷くだけで。
チラリと横を見ると、その様子のおかしさに彼も気付いているのか地味に心配した顔で見てきた。
「そうだ、お礼にフルーツ飴無料で1本食べてってよ〜！ほら、イケメンな彼氏さんもどうぞ〜！」
『え、や、か、かれ？』
「いいんですか？笑」
「いいのいいの〜！」
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
