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『今日は眼鏡してないじゃん、大丈夫なの？』
「誰かさんがすぐはぐれるって言うからコンタクトにしてきた」
『……メガネとコンタクトってそんな違うの？』
「うん。視野角広がる」
『なんか色々お手数おかけしてるね。すみません』
お祭りが開かれている神社周辺まで行くために2人足を並べてゆっくり歩く。
その神社もここから歩いて10分ぐらいの場所だけど、もう既にお祭りを知らせる旗があちこちに立っていたり、浴衣を着て歩く女性や甚平を着てはしゃぐ小さい子がチラホラ私達の前に居て どこからか夏祭りの屋台の匂いがしてくる気がした。
さっきの空気を思い出さないためにあえてぼーっとした話をして、普段通り声を交わす
ふと彼がこっちを向いていない時に、その顔を見ると
形がやけに綺麗な横顔が、そこにあって。
ウォヌ君が眼鏡をしてない姿を見たのは、初めて会った時以来だったからか
見慣れない感覚と、胸がだんだん熱くなって脈の動きも伝わってきて
ドキドキと心臓が早鐘を打つのが分かった。
初めて見た時より幾分か優しい目付きに見えるのは、私が彼のことを知り始めたからなのか
単純に顔が優しくなったからなのか、なんなのか。
…どうであれこんなに鼓動が早い理由は意地でも作りたくなかったので
彼には人を不整脈にさせる能力があるという事にしておいた。
うん。それが一番手っ取り早い。
「その封筒、何？」
『例の"ソハが叔父さんに渡して欲しいもの"だよ。なんか怖くない？』
「うん、危なそう」
気づけばウォヌくんは私の手元を見ていて、それにつられてその封筒の表面を撫でてみる。
『中見たらバチ当たるかな？』
「開けるなとか言われてるなら開けない方がいいんじゃない」
『言われたような言われてないような』
じゃあ開けるななんて言われちゃったから、開けなかったけど。
分厚いしでかいし邪魔だなとか思いつつ。
.
.
「あ、屋台」
しばらく歩いていると、だんだん見えてきた屋台の明かりと人だかり
"美味しいよ〜" "お嬢ちゃんもやってかない？"なんて声までも聞こえてくる
…これだよ。この人が一斉に喋り出す感じ。
少しここに居るだけでも耳が辛くなってくるし、人酔いしそうで見てるだけで帰りたくなる。
『…準備はいい？』
「別に、今日はそこまで身構えてないかも」
だから、こんな人混みの中も大嫌いなのに
『…私も』
今日はそんなことを言うウォヌ君と同じように、何故か嫌気がささなかった。
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
