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・「あら〜、ウォヌ君って、あのウォヌ君〜？」
「…はい、お久しぶりです。」
・「やぁ〜、大きくなったねぇ〜。」
『あれ、おばちゃん知り合いなの？』
私が呼んだ名前に反応して顔を覗かせるおばちゃんと、それに少しかしこまった体制で会釈したウォヌ君。
・「よくAちゃんと同じ時期ぐらいに来てくれてたのよ〜。」
嬉しそうにウォヌ君の手を包んで撫でているその姿。
そもそも、毎日色んな子が来る中で
5年以上前に出会った小学生の名前を未だに覚えてること自体が凄い。
私はたまに来たりしてたから覚えてくれてるのも分かるけど、ウォヌ君に関してはそうじゃなさそうだし。
……クラスメイトの名前さえ覚えられない私がどれだけちっぽけなのかが分かる。
「Aさんも小さい時、ここ居たの？」
『うん。まじで入り浸ってた。』
「はは、俺も」
手を握られた後だからか少し恥ずかしそうに笑って、お菓子を選びだす。
・「2人は、幼なじみ？」
『違うよ〜、今行ってる高校が一緒なの。』
・「そうなの〜？、よく似たような日に来るからそうかと思ってたわ〜」
小学校も中学校も違うし、なんならここから家までだって正反対で。
『……ねぇ、なんか覚えてる？』
チョコのお菓子を手に取って、さっとカゴに入れたウォヌ君にそう問う。
「…なんも覚えてない。」
『だよね。私も。』
普通、感動するストーリーとかだったら
小さい時に実は一緒に遊んでたけど、色んな都合で離れ離れになって
大きくなってまた再会した時に、徐々に思い出して記憶が繋がる、なんていうシチュエーションなんだろうけれど
どこまで記憶を辿らせても、覚えてる記憶で1番古いやつを引っ張り出してきてもこの男チョンウォヌはいない。
というか、この駄菓子屋に行ってた小学生の人数は
今の子供達よりも私達の年代の方が圧倒的に多くて。
隣町の子供やらなんやら、色んな人がいっぱいいたし
女の子よりも男の子の割合の方がわりかし多かったから、分からないのも当然だ。
.
.
『もし気付かないうちに会ってたとしてさ』
「うん」
『その時もどっちかがやらかして、避けてたと思わない？』
「…確かに笑」
それから2人で駄菓子屋を出て、ちょっとしたベンチに腰掛けてそんな事を話す。
どうやらウォヌ君は、一日で夏休みの宿題を終わらせた弟のご褒美をここに買いに来てたらしい。
そんなウォヌ君に
家に泊まりに来てるいとこ(9)にパシらされてここに来た事を伝えたら、仕方ないぐらいに笑われた。
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月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん、何度もありがとうございます本当に嬉しいです…😢💞 了解致しました‼️現在更新をしている作品を終えたら、新しく作らせていただきたいと思います🤭💕ありがとうございます🙇♀️✨ (2月4日 17時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - 好きすぎて、何度目かわからないですが、また読みにきてしまいました🫣 続編ほしいです🥺🥺 (2月4日 14時) (レス) @page50 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - レモンサイダーさん» ご拝読して下さりありがとうございました。そんな事を言って頂ける様な作品を作れた事、すごく光栄に思います…ありがとうございます😢💞まだ残り14話ほどございますので、これから書かせて頂く番外編等を宜しければ…！😭♥️ (10月23日 23時) (レス) @page36 id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
レモンサイダー(プロフ) - あまりにも好きすぎる、終わらないで〜😭 (10月23日 22時) (レス) @page36 id: 194f03e581 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - 肉豆腐さん» こちらこそ全力で応援しております……‼️😢💘 (10月23日 19時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年9月16日 19時
