寄りかかる熱い体 ページ8
もしかして……怒ってるのかな。
やっぱり来るのは迷惑だったのかも。
また募る不安や心配がぐるぐる回って、なのに何故か歩みが早くなっていく
……迷惑なら帰ろう。って、そうはなれなくて
気分を悪くさせてしまったかもしれないけれど、これだけ渡して直ぐに帰ろう。そう思った。
さっきの早歩きが小走りに変わって
エレベーターを乗るときも少しだけそわそわして
エレベーターから出て、すぐの所にあった302号室のインターホンに手をかける
……それでもやっぱり、出てくれない。
じゃあ、もうドアノブに袋をかけて帰ろう
そう思いドアノブの細い部分に袋の持ち手をかけようとした瞬間、
「…開いてるって言ったじゃん、わざわざインターホン鳴らさなくても……」
ガチャリ、と雑にドアが開いて、そんな声が聞こえてきた
.
.
『店長……』
「……あれ、……Aちゃん……？」
しんどそうに頭を下げていたのに 不意にもれた私の言葉を聞いてぱっと顔を上げた店長。
目はいつもよりとろんとしていて 頬も少しだけ赤い
額は少しだけ汗ばんでて いつも元気そうに笑ってる店長の影が一切なかった。
『…すみません、急に来て。
その……ジョンハンさんに店長が風邪だと聞いて来させていただいたのですが』
そんな状態で驚いたような表情をしているから、恐る恐るそう言うと
「……えっ、そうなの……？僕てっきりジョンハンが来るのかと…」
なんてつぶやいた。
……あの小悪魔はどうやら連絡の仕方を色々と間違っているみたいだ。
『……それで、、その、看病しに行けとの事でしたので』
「はぁ…本当あいつ…
ごめんね、巻き込んじゃって。でも…色々申し訳ないし大丈夫だよ〜、」
そのせいでどうやって説明すればいいか分からず、"渋々来てやった"みたいな言い方までしたくないのにしてしまって、店長にも気を遣わせてしまった。
『…いや、やっぱりそうじゃなくて、
……心配だから来たんです。…本当に、だから…』
こんなことを玄関で話しているあいだも店長は苦しそうに息をしている
早くなかに入れてもらわなきゃって、分かってるのに素直に言葉が出てこない
「……Aちゃんに伝染っちゃわないか心配なの、」
ドアにもたれながらもそう言って無理に笑った顔も、どこか痛々しい
『……私、体だけは強いので、！』
早く説得しなきゃ、そう思っていたら
店長が体制を崩してフラ、とこっちに向かってきた。
咄嗟に受け止める為に腕を伸ばして、店長の背中に回すと
ビックリするぐらい熱くて、重い体が私の方へ傾いた。
『……大丈夫ですか、？』
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月紗?(プロフ) - なさん» まだまだ未熟な私の作品に関心を持ってくださって、好きだと言ってくださって本当にありがとうございます😭 (1月28日 14時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» 非常に勝手ではありますが、現在友達のみの公開で作っている作品はすべて準備中の作品でして、許可をさせて頂くと何度も書き直してしまったり通知で皆様にご迷惑をおかけしてしまう可能性が考えられるのでこのような形を取らせて頂いております。 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» ご拝読して下さりありがとうございます。現在友達申請の方を承っておらず 皆様のお気持ちにお答えする事が難しい状況であります。大変申し訳ございません…😢🙏 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 甘くて穏やかなペースがジョシュアの人柄を表していて大好きな作品です！月紗様の作られた小説で友達限定のものを拝読したいと思い、友達申請させていただきました。難しければ許可していただかなくても大丈夫です、これからも楽しみにしています！ (1月28日 3時) (レス) id: b8691a6518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年8月6日 23時
