あなたを考えていると ページ6
『…こんな朝から伺う方が失礼じゃないですか…？』
JH(昨日の夜中から熱出してるみたいだし行くなら早めに行ってあげた方がいいと思うな〜〜)
『はぁ……分かりました。店長は私が来るってこと、知ってらっしゃるんですか？』
JH(ううん、ただAさんに来てもらいなとは言ったよ、却下されたけど)
『……却下されてるなら行っちゃ(遠慮してるだけで多分寂しがってるから！)…はい。』
結局ジョンハンさんの押しに負けて言葉を受け入れてしまった。
そこまで詳しく容態を知ってるなら自分で行けばいいのにと何度も思う反面、単純に店長が心配で寝起き数分にして既に着替えてしまっている自分がいた。
……きっとここまで呑まれていなければ私はすぐに電話を切って2度寝をしていたと思う。
誰かじゃなくて、店長だからこそこうして眠気を頑張って覚ましているのだ。
あいにく昨日の夜はあまり寝れなかったけど。
＿＿"好きだよ。"
誰かさんがあんなことを言ってくれたおかげで、また睡眠障害を引き起こしてしまった。
あの声と、耳にかかった少しの息と
抱きしめられた温もりに反した服の冷たい感触、その全部を繊細に思い出してしまって
目を閉じると嫌でも浮かんでくるあの優しそうな笑顔が どうしても私を寝かせてくれなかった。
何度も聞かれた私の心も、それに返すための言葉を少し考えてしまったりだとか
週が明ければまた普段通りのお互いに戻るのかだとか
そんなことまで思い浮かんで
それでも次の日が休みだったからとあえて店長にうなされていたまであるのに
その店長の事で早く起こされて、結局深く眠れなかっただなんて どこまで私は溶かされているのだ。
『…行くしかないか。』
自分でもそう呟けば、呆れて笑ってしまいそうなほど夢中な自分がいて。
それと同時に
店長が私とは違う苦しみでまだ寝つけてすら居ないんじゃないかと思うと不安な気持ちが膨れ上がって、支度するのを急いだ。
.
.
『…あ、ガトーショコラ。』
ジョンハンさんから送られてきた店長の住所であろう所に行くより先に
何か必要最低限のものは買っておこうととりあえずコンビニに寄った。
冷却シートや軽く食べれそうなヨーグルト、ゼリー、スポーツドリンクなんかをカゴに入れていると
ふと目に入ったスイーツ達。
『…流石に違うか、』
……いやいや、体調崩してる時まで食べれないでしょ。
『…まぁいいや、』
……なんて考えて一度手を引いたのに 何故か私はまた手を伸ばしてその小さいガトーショコラもカゴに入れていた。
…重症だ、全く。
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月紗?(プロフ) - なさん» まだまだ未熟な私の作品に関心を持ってくださって、好きだと言ってくださって本当にありがとうございます😭 (1月28日 14時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» 非常に勝手ではありますが、現在友達のみの公開で作っている作品はすべて準備中の作品でして、許可をさせて頂くと何度も書き直してしまったり通知で皆様にご迷惑をおかけしてしまう可能性が考えられるのでこのような形を取らせて頂いております。 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» ご拝読して下さりありがとうございます。現在友達申請の方を承っておらず 皆様のお気持ちにお答えする事が難しい状況であります。大変申し訳ございません…😢🙏 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 甘くて穏やかなペースがジョシュアの人柄を表していて大好きな作品です！月紗様の作られた小説で友達限定のものを拝読したいと思い、友達申請させていただきました。難しければ許可していただかなくても大丈夫です、これからも楽しみにしています！ (1月28日 3時) (レス) id: b8691a6518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年8月6日 23時
