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「……」
『、うわっ…』
ごねる店長を置いて、冷蔵庫の材料を確かめに行こうと立てば、店長に後ろから腕を引っ張られて体制を崩す。
そのまま店長の方へと倒れ込んだかと思えば、後ろからぐっと腕で包まれて。
『ちょっと、店長……』
「Aちゃんが悪いんだよ〜。」
椅子に座る店長の上に乗る形で、店長はそんな私の肩に顎を置いて呟く。
耳にかかるそんな甘い声に体が痺れて、どんどん体温が上がっていくのが分かる。
『…服、濡れますよ、』
「お互いびしょ濡れなんだから変わんないでしょ。」
『………』
冷たくて重い服の感触と、背中にあたる店長の胸板。
優しい匂いが鼻を掠めて、くらくらしてくる
……仲直りって、絶対こうやってするもんじゃないよね。
必死に抜け出そうとしても流石に身長差もある男性の力には勝てず。
思ったより太い店長の腕が私をロックして動かない。
頭を撫でられたり、頬を摘まれたりはした事あるけれど
こんなことになったのは、初めてだから
余計におかしくなりそうで、心臓が早鐘を打つ
「……なんでこんなにお耳真っ赤なのかな〜？」
からかうように笑いながら、そういって左耳を触られる
『…もう、店長…！』
触れられた部分まで一気に温度を上げて、もう限界。
これ以上この場に留まって居たら、恥ずかしすぎて焼け焦げてしまう。
じわじわと体の奥まで熱くなって疼く何か
「……きだよ。」
私がジタバタしていると、突然この距離でも分からないぐらいの小ささで何かをつぶやく店長。
私の左肩に自分の右頬を当てるようにして言われたからか、何も聞こえなくて。
『…なんですか、？』
不意にも、振り返るようにして左を向くと
.
.
.
「好きだよ」
私の耳に吹き込むかのように、そう囁かれた
.
.
.
「、あっ、ちょっと〜」
……もう、顔から湯気が出てたんじゃないだろうか
全細胞が湧き上がった気がして
その一瞬だけ緩んだ腕を解いて、勢いよく抜け出した。
.
.
『…クリームチーズ、あったかな』
…聞き返したのが間違いだった。
聞かなかった事にしてそう呟けば、唸ったような声を出して。
少し早足で厨房へと向かう私を、拗ねた目で追う店長。
「Aちゃんは？」
低い声で私の耳を震わせていたのに 今度はそんな明るい声でそう訊いてくる。
「ねぇ〜、無視しないでよ〜。」
『……』
「僕の事好きじゃないの〜？」
.
.
.
『…分かってるくせに聞かないでください。』
……私がこう話すので精一杯だって事も、知ってるでしょう。
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月紗?(プロフ) - なさん» まだまだ未熟な私の作品に関心を持ってくださって、好きだと言ってくださって本当にありがとうございます😭 (1月28日 14時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» 非常に勝手ではありますが、現在友達のみの公開で作っている作品はすべて準備中の作品でして、許可をさせて頂くと何度も書き直してしまったり通知で皆様にご迷惑をおかけしてしまう可能性が考えられるのでこのような形を取らせて頂いております。 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» ご拝読して下さりありがとうございます。現在友達申請の方を承っておらず 皆様のお気持ちにお答えする事が難しい状況であります。大変申し訳ございません…😢🙏 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 甘くて穏やかなペースがジョシュアの人柄を表していて大好きな作品です！月紗様の作られた小説で友達限定のものを拝読したいと思い、友達申請させていただきました。難しければ許可していただかなくても大丈夫です、これからも楽しみにしています！ (1月28日 3時) (レス) id: b8691a6518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年8月6日 23時
