White sugar Black coffee ページ26
『発注ミスなんかもありましたよね』
「ほら、Aちゃんが割引シールエプロンに付けたまま接客してたり」
『……あれは一生恨みますよ。』
「ええ、一生〜？」
今では笑える、たくさんの柔らかな話。
『変な勘違いもしてたじゃないですか、ジョンハンさんと私の事』
「あんなの勘違いしない方がおかしいよ、もう。」
『……あれって、…もしかして妬いてたんですか？』
「……今更？？」
ぽかんとしたジスさんの表情とか それで揺れる私のカバンについた天使2人。
『……あのキーホルダー、引越し先のカギに付けませんか？』
「いいと思うけど、Aちゃんはそれでいいの？」
『…はい、…だって、2人のキーホルダーですもの』
自分のカバンからそれを外しながらそう言ってみせると
「……ふふ、そっか。じゃあそうしよう。 」
優しく、温かく、天使みたいに笑ったジスさんがいた。
「じゃあ、カフェの名前も変えよう。」
『…どうしてですか？』
「だって、もう1人じゃないでしょ？僕」
……確かに。
一人だと謳っておきながら中に入れば2人で経営している、なんてふざけた話は無い。
『…どうしましょうか、』
お互いがもう1人ではなく2人だという認識を強くもっている中、カフェの名前を変えるとなるとまた難しい。
「あ、ホンブブ(
色々考えていると突然、ハッと思いついたようにそう聞いてくるジスさん。
……ただ何も言わずに首を横に振れば、何も言わずにまた考える体制に戻った。
『…まあ、とりあえず向こうに着いてからゆっくり考えるのでもいいのでは無いですか？』
「そうだね、そろそろ行くか」
またしばらく考えてみても思い浮かばなかったので 2人でゆっくり立ち上がってから最後に自分の荷物を持って、心の中でカフェに対し "ありがとう" と感謝をしてからその場を後にした。
＿＿＿＿＿
「さあ、移転記念にたべよう！」
『……はあ、またそんな甘いものを…』
人目つかない路地を出て、車がよく通る表側に建った広い広いカフェ。
前みたいに隠れ家みたいな、そんなワクワクはなくても
『………甘いです、ジスさん。』
彼が買ってきてくれた甘い甘いホワイトケーキに独占される私と
「苦いよ、Aちゃん」
私のブラックコーヒーを勝手に奪って飲んで、顔を歪ませる店長、及びジスさんはきっと
これからも、どこへ行っても、何をしていても 変わらない気がした。
『…あ、お店の名前……私思い付きましたよ』
「ん、何何〜？」
そんな私達のカフェの名前は、
White sugar Black coffee＿＿.
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月紗?(プロフ) - なさん» まだまだ未熟な私の作品に関心を持ってくださって、好きだと言ってくださって本当にありがとうございます😭 (1月28日 14時) (
レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» 非常に勝手ではありますが、現在友達のみの公開で作っている作品はすべて準備中の作品でして、許可をさせて頂くと何度も書き直してしまったり通知で皆様にご迷惑をおかけしてしまう可能性が考えられるのでこのような形を取らせて頂いております。 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
月紗?(プロフ) - なさん» ご拝読して下さりありがとうございます。現在友達申請の方を承っておらず 皆様のお気持ちにお答えする事が難しい状況であります。大変申し訳ございません…😢🙏 (1月28日 14時) (レス) id: d53eba97f9 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 甘くて穏やかなペースがジョシュアの人柄を表していて大好きな作品です！月紗様の作られた小説で友達限定のものを拝読したいと思い、友達申請させていただきました。難しければ許可していただかなくても大丈夫です、これからも楽しみにしています！ (1月28日 3時) (レス) id: b8691a6518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月紗? | 作成日時：2023年8月6日 23時
