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♪ ページ25
いや、今聞き捨てならないことが聞こえた。
「……は？」
チウンは、俺の初恋相手。
であって、中学が一緒。
SJ「え、どうしたのそんなに怖い顔して」
「……」
SJ「おーい……？」
職員室にはほかの先生も少しだけだがいる中、1人俺だけがたった一つの言葉で人生が終わったような気がして。
頭を鈍器で殴られたような感覚で、体がずっしり重くなる。
あいつが今現在で俺の事を覚えてないって時点で結構キテはいたけど
こうなったら、話が違う。
いい大人が失恋とか、ほざけねぇけど。
「……じゃ、上がります。」
SJ「え、日誌は？！書いたの？！ねぇ！」
先輩の言葉も耳に入らないぐらいで立ち上がって荷物をかきあつめる。
そそくさと職員室から出れば、後ろからはまだ叫んでるソクジン先生の声が聞こえた。
涙は出ないけど、体に重りが着いたみたいにだるげで
何より胸が痛くて
何も考えられず頭が真っ白になりながら帰った帰り道では、
何故かAの事だけ記憶の片隅に出てきた。
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作者名：月紗? x他1人 | 作成日時：2021年4月18日 14時
