雷の呼吸の使い手はもう1人いた。

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任務先の村が見えてきた。

行く途中に鎹鴉から聞いた情報によると今回は合同任務らしい。

よかった…最初の任務だからちょっと不安だったんだよね…
村につき、近くを歩いていると鬼殺隊の隊服を着た男の人が。

あの人かな？

「あの…」

私が声をかけると男の人が振り向く


「ん？………！あぁ。今日の合同任務の新人隊士か。よろしく俺は村田だ。」


「村田さん…よろしくお願いします。私は上泉Aと申します。」

村田と名乗る男の人はなんというか…髪がすごくサラサラで…髪がすごくサラサラだった…


「あぁ。鎹鴉からある程度のことは聞いてるか？」


「えっと、合同任務ってことぐらいしか…」


「そうか。なら今わかってる鬼の情報だけ伝えるぞ。」


「はい。」


「どうやらここの村で鬼に殺された人は熊に襲われたってことになっているらしい。」


「…あぁ。山が近いからですか？」


ここの村は山に囲まれていて四方八方どこをみても山、山、山、山なのだ、


「近い…というか夜中山に行った人が襲われるんだとよ。」


「てことは鬼は山の中にとどまってるんですかね？」


「そうっぽいな。俺はもう少し情報を集めるから。上泉も情報を集めといてくれ。日が暮れてきたらまたここに集合だな。」


｢はい。分かりました。｣


そして私は村田さんと反対の方向へ足を進める。


情報を集めるかぁ。一先ずは村の人に聞くのがいいよね、



私は近くのお店に入る。

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