検索窓
今日:1 hit、昨日:43 hit、合計:10,536 hit

2 私の成長 ページ11

__________

_____

__

こうして3ヶ月の月日が経ち今の私に繋がるわけだ。

私はこの3ヶ月間料理や洗濯などの家事全般をこなしていた。おじいちゃんや善逸との距離も近くなった。多分だけど…

でも私はひとつ思ったことがある。
それはこの前、善逸からここに来る前の話を聞かせてもらったときだった。

善逸は捨て子でずっと一人で生きていたらしい。女に騙され、借金を取り立てられてる時におじいちゃんがやって来て借金を全部肩代わりしてくれたんだって。

で、借金を肩代わりした代わりに鬼殺隊にはいることになったって。


それを聞いて思ったのが私なにも言われてないなって。

いや、鬼に家族を殺されてトラウマになってるかもしれないからっていうおじいちゃんの気遣いでその話をしないだけなのかもしれないけど…


ここ3ヶ月。一緒に住んでるとは言えやっぱり壁を感じてしまう。それに…私は大切なものを守りたいって思ってここにいさせてもらってるのに…

分からない。私はこのままでいいの?もしだめなら、どうすればいいの?

私は夜な夜な考えた。そして出した答えは……

「おじいちゃん。私に、鬼殺隊に入るための鍛錬を付けてください。」

こうなった。


「え?!?うそでしょAちゃん!鍛錬するの?地獄だよ!!?!」

「……………」


今は朝食の時間。善逸は驚きおじいちゃんは黙っている。

……どう、なんだろう。


「…なぜ鬼殺隊に入りたいと思った。」


いつもより厳しめな口調でおじいちゃんは私に問う。


「私は、私のような思いをする子をこの世から消したいからです。私は両親を一夜にして失いました。その絶望感や喪失感は今後とも一生残り、あの時どうしてあぁしなかったのかと後悔することでしょう。そんな思いをする子が私が鬼殺隊に入ることで助けれるかもしれないのです。あんな酷い思い、もう誰にもしてほしくない…」

私はあの日のことを思い出しながらゆっくりと話す。


「…………そうか。お主もいろいろかんがえておったみたいじゃな。分かった。儂がアヤを最終戦別まで送り届けよう。」

おじいちゃんは少し黙った後にそう言って優しい笑みを送ってくれた。

「!ありがとうございます。がんばります!」
——————
それから地獄の鍛錬が始まった。……

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リリィなモモ(プロフ) - まっちゃさん» そうなんですね!了解です!返信ありがとうございます! (9月18日 15時) (レス) id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - リリィなモモさん» レスが遅れて申し訳ないです…兄弟子さんは既に鬼殺隊に入っていて、善逸は16ページで鬼殺隊の最終選別に合格しました。 (9月18日 8時) (レス) @page16 id: c14969ce2c (このIDを非表示/違反報告)
リリィなモモ(プロフ) - これって善逸の桃先輩こと兄弟子はもう既に鬼殺隊に入ったあとの話ですか? (8月31日 15時) (レス) @page11 id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まっちゃ | 作成日時:2023年6月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。