. ページ21
ここから釣り人が気を失う所まで飛びます
一応街の方の名前は変えてあります。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
続いてやって来たのは下郷町特産品であるニジマスの養殖場。
｢こんにちは！｣
『こんにちは〜』
仕掛け人はこの施設で働く太田さん。
太田さんに今年のニュースを聞くと、釣り堀で脚立釣り体験を始めたところお客さんが倍増したという。
これを見学しに行くとAさんに体験して欲しいと言われ、Aさんが体験しようと近くに寄ると釣り人が突如気を失い池に落下。
このハプニングに平野がどう対応するかを試す。
『今年のびっくりニュースはありますか？』
太田さん｢脚立釣りですね｣
｢脚立ツリー？｣
太田さん｢釣り堀の方へ行ってみましょう｣
『わ、すごい！』
｢え、そういうこと？｣
太田さん｢これが、脚立釣りです｣
落ちるのはスキューバのライセンスを持つスタントマン森下さん。
｢いいですか？僕も体験してみて｣
太田さん｢あ、これは神崎さんに是非やってみてほしいです｣
『お、私ですか！是非！』
そして一旦準備に入る。
｢Aちゃんだって｣
『私だって』
｢水結構冷たいけど大丈夫？俺変わろうか？｣
『ううん、大丈夫だよ』
2人で上着を脱ぎ、Aさんは繋ぎを履く。
ここでスタッフが、
スタッフ｢Aさんこれ、ドッキリです｣
平野に聞こえないようにそっと囁く。
『あ、これですか！』
思わずAもニヤニヤ。
どんなドッキリか説明すると、
『スタントマンさんが、倒れてくる感じですか？』
スタッフ｢Aさんのギリ横をすり抜けるくらいですね、もしかするとちょっとあたっちゃうかも｣
『あ、全然大丈夫です！』
スタッフ｢1回遠くからの撮影いきます！Aさんは入っていただいて…｣
『はい！』
水の中にAさんが入っていく。
『あ、つめた、ここでいいですか？』
森下さん｢はい、そこでちょっと教えて行きますので｣
Aさんが脚立のすぐそばに立った。
｢Aちゃーん！大丈夫？｣
『だーいじょうぶ！』
｢寒くないですか？結構｣
森下さん｢今の時期は。神崎さん、もうすぐですので｣
『大丈夫ですよ！』
水温はわずか9度。
防水加工してあるとはいえ、冷たい水の中に立ち続けるAさんにスタッフは思った。
これはこれでドッキリなのでは。と。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 696人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たられば x他1人 | 作成日時：2020年10月19日 22時
