２１：知り合い？ ページ21
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「北斗！」
慎太郎くんが呼んだその名前。
北斗、なんて珍しいし。
もしかして？と慎太郎くんの視線を追うと、そこには見慣れた人が立っていた。
「あー、慎太郎じゃん」
そう呟いたのは、確かに北斗先輩だった。
ていうか、慎太郎じゃんって……知り合いなの？
北斗も祭り？なんて普通に話してるけど……。
「いや？……え、待って」
そう言った北斗先輩は、私の方を見てる…よね？
「え、ちょっと待って？A？」
…………え。
「気付かなかったんですか？」
それはちょっと酷くない？
目合ってるのに話しかけてこないなぁ…とは、思ってたけど。
「あれ？北斗とAちゃん知り合い？」
慎太郎くんが私と北斗先輩の顔を交互に見て不思議そうに言う。
「あぁー…うん。部活の先輩」
私がそう答えると、そっか！北斗吹部か！って納得したみたいで。
どうやら慎太郎くんとは小学生の頃、空手教室が同じだったらしく今でも仲が良いみたい。
「え、びっくりした。なに？めっちゃ可愛くなってんじゃん」
なにそれ。いつもは全然可愛くないってこと？
…………知ってるけど。
「ちょ、北斗！Aちゃんに失礼じゃんそれ！」
「え、なんでよ。めっちゃ可愛いって言ってんのに？」
そんなにめっちゃ可愛いって連呼しないで欲しい。
……恥ずかしい。
「なに照れてんの、お前」
「……は！？」
樹にはそんなこと言われるし。
なんなのもう。
「北斗も一緒に祭り行く？」
……え。
ちょっと慎太郎くん、何言っちゃってんの。
どうやら北斗先輩は、ただコンビニに行く用事があっただけらしく。
それを聞いた途端、慎太郎くんがそんな提案をする。
「いや、俺場違い過ぎない？」
北斗先輩も苦笑い。
そりゃあそうだよ。
私だってこんな年下集団の中に入っていくのやだもん。
「いいんじゃん？俺らちょうど奇数だったし」
そこで声を出したのは、樹。
は？ちょうど奇数ってなに……。
謎に乗り気な樹のせいで、北斗先輩も一緒にお祭りに行くことになってしまった。
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chaka(プロフ) - まゆみんさん» まゆみんさん、コメントありがとうございます！そこは楽しみに取っておいて頂けると嬉しいです😂😂 (2022年8月16日 7時) (
レス) id: 93153d1174 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 北斗くん落ちだと嬉しいです、 (2022年8月16日 5時) (レス) @page8 id: a4251eab11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chaka
| 作成日時：2022年8月15日 13時
