５３：立派な ページ15
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「子どもたちがやっぱり可愛くてね、卒園まで見届けたいって思う気持ちが強かったけど、やっぱり耐えられなくてさ」
「……うん」
「Aは多分私よりももっとそうやって思うタイプだと思うんだけどね？仕事自体は好きなんだろうし」
「・・・」
「でも私の人生だもん。あんなババアに嫌味言われながら仕事するのは勘弁」
「マユカらしい」
「辞める時にめちゃくちゃ文句言ってやったからね、私」
「すご！強！」
「めっちゃスッキリしたよ。最高な気分だった」
……すごいなぁ、マユカ。
かっこいい。
「良いんだよ。自分には出来ないことがあったって。得意不得意なんて人それぞれ！」
「うん……」
「私は絵は描けないけど、ピアノ出来るし」
「うん、上手だった」
私は……どっちもダメ。
ピアノは簡単な童謡が精一杯。初見の楽譜なんてとてもとても。
「なにかひとつでも得意だって胸張って言えることがあればいいじゃん」
「うーん……私は、無いなぁ……まだ何も」
良いところなんにも無いよ、って。
この前大我くんにも言ってしまったことを思い出して苦笑い。
これから見つけられたら良いなぁ。
「え！何言ってんの！A読み聞かせすっごく上手だよ？」
マユカが本当にビックリしたように目を大きく開けて言う。
「え…………」
「大学の時から思ってたよ！ていうか皆言ってたし」
え？
……え？
「Aが絵本読んでるとね、なんかこう……引き込まれちゃうの。昔から知ってる話で、結末も分かってるのにAが読んでくれるのを聞きたいって思うんだよ」
「……そう、なの？」
「そうだよ。子どもじゃなくて大人でも聞き込んじゃうよねって友達と話してたもん」
あぁ、なんか……嬉しすぎて泣いちゃいそう。
我慢してるけどダメそう。
「Aは褒められて伸びるタイプとは違うとか実技の授業の先生言ってたけどさ、褒められて嬉しくない人なんていなくない？」
「・・・」
「大丈夫。Aは立派な保育士さん。Aのこと大好きな子どもたちいっぱい居るよ。大丈夫」
「もう……やめて、泣く」
「バカ、なに泣いてんの」
泣かしたみたいじゃん！ってマユカが笑って、おしぼり投げてきた。
さっきこぼしたお酒拭いてたおしぼりじゃん、それ。
あぁ、もう。
大我くん……。
会いたい…………。
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akikuma(プロフ) - 大我くんこんなに想ってくれてたんだ😭本当�眞呂�んと同意見！めちゃくちゃ良い彼氏！でも本当にタイミングが悪すぎた！大我くんがそんな気持ちで会いに来てたのに😭もう続きが楽しみすぎます‼️ (5月6日 5時) (
レス) @page33 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
anna(プロフ) - �眞呂気鵑縫愁蹈�ャンプをプレゼントしたい限りです…ほんとに👍✨️夢主ちゃんは、これ以上拗らせないで！あとやきもち大我くん可愛すぎるので、このままだと私が保護しちゃいますよ‼️だからちゃんと話して仲直りしよう‼️ (5月5日 22時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
chaka(プロフ) - akikumaさん» akikumaさん🥰なんでこうも上手くいかないのかしら！！🥲爆発寸前の大我くん……ちゃんとお話聞いてくれれば良いんですが……🥺🥺 (5月5日 20時) (レス) id: 93153d1174 (このIDを非表示/違反報告)
chaka(プロフ) - annaさん» annaさん🫶こーちイイネ！！(笑)大我くんヤキモチかわちい〜！！めろめろ〜！！もっとそれを全面に出してくれれば尚良いんですが😤😤(笑) (5月5日 20時) (レス) id: 93153d1174 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - 更新ありがとうございます💕違う！違う！大我くんちゃんと話聞いてね！夢主ちゃん、もう全部素直に話しちゃおう🥺�眞呂�んはとにかく👍✨ (4月21日 10時) (レス) @page25 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chaka
| 作成日時：2024年3月24日 19時
