０１：キャラメルアーモンド ページ1
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「起きて、A」
「んー…………」
誰かに名前を呼ばれた。
夢の中なのか、現実なのか分からないくらい。
それくらい心地の良い声。
「こんなとこで寝んな。風邪ひく」
手の甲で頬をペチペチと軽く叩かれて、これが現実だとようやく気付く。
「ん……？たい、が…？」
薄らと目を開けると、超ドアップに視界に映された顔。
「大我��くん��だろ」
「……たいがくん、」
「…なあに」
��なに��じゃなくて��なあに��。
仏頂面だし声のトーンは冷たいけど、やっぱり彼は優しくて……どこか甘い。
私は大我くんのそういう所がすごく好き。
たまに呼び捨てにすると、こうやって言い直させたりする所は特に好き。
「……何時？」
「２時」
夜中の２時。少し寝癖のついた髪の毛。
私が電気を付けっぱなしにしていたから、きっと起こしてしまったんだ。
「まだ残ってたんじゃん。すぐ嘘つく」
私が突っ伏していたテーブルに散らばる画用紙。
それを指さして大我くんが不機嫌そうな顔をする。
「……ごめん」
「これで終わり？」
「うん。なんとか」
「嘘ついてない？」
なんだかお説教されている気分になって黙って頷くと、ボフッと雑に頭に手を置かれる。
綺麗すぎる顔とか、透き通った声とか。
それらには似合わない大きな手。
なんだかんだとは言いつつも結局彼は男らしくて、いろんな意味で適わない。
「ねえ、大我くん抱っこ」
「はぁ？」
「歩けないもん」
「甘えんな」
素直に甘えるとこうやって突っぱねる。
そんな所だって好きなんだから、きっともう私はどうかしちゃってる。
「ん、来いよ」
「やった」
ほらね、結局こうやってベッドまで運んでくれる。
ツンとしたかと思えば、甘い声を出して私を蕩けさせる。
大我くんは結局私に甘いし、それに扱いが上手い。
どんな顔をしてどんなことを言えば私が喜ぶのか、きっと分かってる。
塩分が高めなのか、それとも控えめで結局甘さが勝つのか。
…とはいえ、糖分が半分以上を占めているとも言えないから難しい。
甘いんだけど、その塩っ気がクセになるというか。
大我くんは、そういう人。
私はそんな大我くんにハマって抜け出せなくなっている。
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chaka(プロフ) - akikumaさん» akikumaさん、いつもありがとうございます💖大我くんの愛の深さはきっと夢主ちゃんの想像を遥かに超えてるはずです😭💘大我くんside考えると結構しんどいです……大我くんの想いは伝わるのかしら🥹 (3月24日 18時) (
レス) id: 09e509f13b (このIDを非表示/違反報告)
chaka(プロフ) - annaさん» annaさん、今回もありがとうございます💘そうなんです🥹大我くんいろいろ考えてくれてて、考えすぎちゃってるくらいで😭💖 (3月24日 18時) (レス) id: 09e509f13b (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - 更新ありがとうございます💕大我くんの分かりづらい優しさも愛の深さも堪らんです🩷夢主ちゃんにもこの想いが早く伝わるといいな〜 (3月23日 5時) (レス) id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
anna(プロフ) - 大我くん優しい…惚れ直しちゃう…！！いろいろ考えてたんだ……癒しをありがとうございます✨️ (3月16日 19時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
chaka(プロフ) - annaさん» annaさん🥳いつもありがとうございます！実は不器用な大我くん！かわちい！🫣お互いが相手のことを思うが故に……夢主ちゃんを大好きな大我くん尊い……😎🫶 (3月16日 17時) (レス) id: 93153d1174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chaka
| 作成日時：2023年12月23日 21時
