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続き ページ2

悪いと思ったのか彼女は黙り込んでしまったのでこちらから話しかける。



「見た所イタリア人じゃあ無いようだが?」



彼女の髪は綺麗な黒髪で顔立ちもどこか我々とは違う。



『あ、はい!私育ちは日本なんです!』



綺麗な黒髪だな、と言うと分かりやすく頬を染めた。



「季節の移ろいが美しいと聞いている、いつか訪れてみたいな」


『ええ、是非!』



その時は是非案内をお願いしたいものだ、という言葉は飲み込んだ。


気が付くと昼下がりのカフェテリアには人が増え始めていた。



『あ、お客さん増えてますね…』



そろそろ行かなくちゃ、と席を離れようとする彼女。


_このまま帰すのは惜しいと思った。



「っ、待ってくれ…」



気がつけば私は彼女の手を取り、引き留めていた。


自分でも意図していなかった事態で頭が混乱する中絞り出した声は_



「名前を…教えてくれないか?」



酷く驚いた様な顔をした彼女だったがすぐにアイツを匂わせる笑顔を取り戻した。



『私、Aと言います!』



「そうか、Aか…」


良い名だな、そう言うとまたも頬を染めた。



『お客さんの名前も教えて下さい!』



「私か?…ルチアーノだ」



『ありがとうございます!』
『これで次からはルチアーノさんの事名前で呼べますね!』



「あぁ、私もだ」



それじゃあ今日は帰るよ。

そう言って代金をテーブルに立ち上がった。



『ルチアーノさん、またいらして下さい!』



背中にそんな声を受けた。

______
___

《アナタが他人に興味を持つなんて珍しいわね?》



いつかどこかで言われた台詞が頭をよぎった。



「…そうかもしれないな」



どこかから立ち上るコーヒーの香りが鼻を掠めた。


✄----------- キ リ ト リ -------------✄


1話目終了です。

大分意味不明ですね、すいません。


イメージとしては、2通りの取り方があるのかな〜と、

一つ目は純粋にルチおじが奥さんの面影を感じるAさんに惹かれるパターン。

二つ目はAさんを奥さんに重ねて、引きずっているパターン。


私は二つ目の方が好みですかね?

アダム=ユーリエフ 【形だけでも】→←ルチアーノ【年甲斐も無く】



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塩ビパイプ(プロフ) - チビ猫さん» わぁぁありがとうございます!!!塩飴用意しておきますね!!!頑張らせていただきます、よろしくお願いします!!! (2017年11月22日 21時) (レス) id: 6e35826904 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫 - アダムの話で目から塩水が出て来ました…!作者様更新頑張ってください! (2017年11月22日 19時) (レス) id: 23dfa612b9 (このIDを非表示/違反報告)
塩ビパイプ(プロフ) - 玲さん» リクエストありがとうございます(*´ч ` *)アダムの続き…了解です!腕によりをかけて書かせて頂きます…! (2017年11月13日 22時) (レス) id: 6e35826904 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!いきなりですがアダムのお話の続きが読みたいです!更新頑張って下さい!応援してます!(○p>ω<)尸" フレーフレー☆ (2017年11月13日 21時) (レス) id: 58003ec546 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩ビパイプ | 作成日時:2017年11月4日 15時

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