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突き放してくれればいいのに離れようとした私の背中に腕を回した。
「 やっぱり俺、Aじゃないとダメだわ 」
え…………
顔をあげようとした私に、彼は何も言うなというようにさっきより力強く私を抱きしめた。
「 別に元彼を想ってても良いよ 」
「 俺が元彼との思い出なんて全部全部塗り替えてやるよ 」
「 俺はAを置いて行ったりなんか絶対しない 」
「 だからさ、ずっと俺の隣で笑っててよ 」
彼は少し腕を緩めて、私は顔をあげた。
『 代わりになる必要なんてありません 』
ユウの代わりになんてならない。
だって登坂さんは登坂さんだもん。
『 好きです、登坂さんのことが……好きなんです 』
たくさん遠回りしたけど。
やっと大事な者に気づくことができたよ。
彼の目はまん丸になって、みるみるうちに笑顔になった。
「 あーーもう！遅いって！ 」
彼はそう呟くともう一度私をギュッと抱きしめた。
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登坂 あか臣(プロフ) - 続きがめちゃくちゃ気になります！！！更新頑張ってください！ (2017年3月1日 0時) (
レス) id: 033d800a5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴ ウ テ ン
| 作成日時：2017年2月27日 23時
