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一瞬何が起こっているのか、わからなかった。
｢おおー！来たか。ちょっと待ってな｣
そう言うと啓司さんは剛典くんに近づき、
ヒョイっと剛典くんを持ち上げ、畳の上へ座らせた。
｢すみませーん！…あ、これ預かっててもらっていいですか？｣
｢大丈夫ですよ。｣
｢良かった。じゃあ、お願います。｣
店員さんとそんなやり取りをして戻ってきた啓司さん。
だけどそんなことに気を留める余裕は私にはなくて。
目の前の剛典くんをガン見する他できないのだ。
｢……。｣
｢…よしっと。剛典！要望通りAちゃん連れてきたぞ！｣
｢ちょっと、本人がいる前でやめてくださいよ！笑 ごめんな、A｣
｢あ、、いえ。｣
どうしよう。動揺が抑えきれない。
これじゃあ剛典くんに失礼すぎる。
ちらっと剛典くんを見ると相変わらず綺麗な顔、
ああ、やっぱりかっこいいな。
月日が経ってもあの可愛らしい笑顔は変わらないんだなって思う。
｢…A、びっくりしただろ？｣
｢…あぁ、まあ。｣
｢そりゃあそうだよな！笑 …交通事故に巻き込まれたんだ。高校卒業した後すぐ。｣
言葉が出てこなかった。
だって、剛典くんはラクロスで代表選手の候補に選ばれるほど、ラクロスが上手くて。
当時の剛典くんは、そのラクロスにすべてをかけていたのが誰が見てもわかったから。
｢そんな辛気臭い顔しないでよ！笑 まぁ、少し不自由だけど、ああやって助けてくれる人はいるし今の生活に満足はしてるんだよ。｣
｢そっか。ところでさ、なんでこの飲み会に剛典くんがいるの？｣
｢おれさ、建築士になったんだよ。高校の時、話したろ？｣
そう、忘れられない。あの1年。
剛典くんに恋した1年。
続く (更新停止中)
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メープル(プロフ) - 更新楽しみにしてます (2020年4月4日 14時) (
レス) id: 4759de7033 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 三代目臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオールです最高です三代目この小説最高です (2019年5月16日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーみん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/NAORYURYOREO2/
作成日時：2017年11月12日 18時
