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阿「ごめんね、待った？」
『いえ、今来たところです』
渡辺さん…じゃなくて翔太と別れて阿部さんとの待ち合わせ場所に着いて数分後、急いで来たのか少しだけ息が上がった阿部さんが姿を表した。
阿「じゃ、行こっか」
時間も遅いから今日はご飯だけ、と連れてこられたのはいかにも芸能人御用達そうな個室の居酒屋。
阿部さんがおすすめの料理を何品か頼んで、
お互いビールが届いてカチンとグラスを合わせる。
阿「おつかれ」
『お疲れ様です』
阿部さんの可愛らしい顔に、男らしく飲み干すビールがなんか変な感じ。
『阿部さんってお酒強いんですか？』
阿「んー、強くはないよ。弱くもないけど。
というかあんまり呑まないんだよね」
…へぇ、まあイメージ通りといえばイメージ通り。
阿「Aちゃんは強い？」
『…私は』
ずっとお酒が苦手だった。
口の中に残る苦味にどうしても慣れなくて、
『昔は苦手だったけど、今は大得意です』
飲みやすいお酒を教えてくれたのは蓮。
アルコールが回りにくい飲み方を教えてくれたのも蓮。
そうやって蓮に付き合って呑んでるうちに、いつの間にかお酒を美味しく感じるようになって今ではビールが1番好きになった。
『ほら、蓮がお酒強いじゃないですか？だから鍛えられたっていうか…』
阿「…あぁ、たしかに目黒は強いからね」
『最初の頃とかは私がべろべろに酔っちゃって、それを蓮がいつも介抱してくれ…「そう言えばさ」…っ』
私の言葉を途中で遮った阿部さん。
阿「これ、Aちゃんに食べて欲しくて。すっごく美味しいからさ？」
『あ…はい』
目の前の料理を指差して笑う阿部さんの笑顔はいつもと変わらない。けど…
一瞬だけ、話を遮った阿部さんの顔が不機嫌そうに見えた気がした。
阿「ってごめん！俺、話遮っちゃったね」
『いやっ、全然大丈夫です』
でも阿部さんのその言葉にかき消されるようにすぐにその疑惑は消えていった。
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mi(プロフ) - ドキドキしながら読んでます！今後の展開楽しみです！ (2020年10月14日 4時) (
レス) id: e57d3044eb (このIDを非表示/違反報告)
翔亜(プロフ) - YUMEさん» 続編おめでと(^o^) (2020年10月2日 21時) (レス) id: 068f257b0f (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - やまれんさん» ご指摘ありがとうございます！修正致しました(ﾟ∀ﾟ) (2020年9月26日 9時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
やまれん(プロフ) - 男女の恋愛じゃなくて、男女の友達とかだと思うんですけど･･･ (2020年9月26日 1時) (レス) id: 2c35236124 (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - 静菜さん» コメントありがとうございます(*ﾟ▽ﾟ*)阿部ちゃんここからイメージが崩れないか心配ですが…かき乱して貰います！（笑）今後の展開も楽しんで見てもらえたら嬉しいです（＾ω＾） (2020年9月25日 22時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUME
| 作成日時：2020年9月15日 17時
