恋する！〈SnowMan〉

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『…深澤さんの顔ですか？』
深「そうそう！第一印象的にあり？なし？」
『えーっと…』


はっきり言っていいよ！って言う深澤さんに急かされて、口を開く。



『深澤さんは…タイプではないですね』
深「うっ、実際はっきり言われると…傷つく」
『…すいません』


初対面、しかも今をときめくアイドルにこんな事を言うのは失礼だとは思うけど…


『…深澤さんちゃらそうだから』
深「えー？！俺、めちゃくちゃ真面目よ？」
『ふふ、全然真面目には見えないです』


「信じて！真面目だから！」なんて力説する深澤さんが面白くて少しだけ上がった口角は



目「こいつ、基本的に男苦手だから」
深「えっ？そうなの？」



いつの間にかキッチンから戻ってきた蓮の一言で、
元の形を取り戻す。



『苦手っていうか…』



別に苦手なわけじゃない。こうやって話しかけられれば、普通に会話だってできる。



『自分から仲良くなろうって思わないだけですね』



だから蓮と仲良くなったのだって、奇跡に近い事だと思う。



深「そっかぁ、じゃあさAちゃんのタイプってどんな人？」
『…タイプ？』
深「うん、ちょっとくらいならあるでしょ？」



「それは俺も気になるかも、」なんて乗り気で耳を傾ける蓮と目を輝かせてこっちを見る深澤さんに挟まれたら、もう逃げ場なんてない。



『…真面目で爽やかな人』
深「…阿部ちゃん的な？」
『阿部ちゃん？』
目「たぶんA、わかんないっすよ」


蓮の言葉にポケットの中から携帯を取り出した深澤さんは、「ほら、これ」そう言って画面をこちらに向ける。

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