あれ、なにしてんの ページ9
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照と別れ、家までの道をゆっくりと歩き出す。もう夜だと言うのに、東京の街は眩いばかりに輝いていてほんの少し目を細めた。
深「…A？」
『え、』
目の前には、コンビニの袋をぶら下げてこちらに手を振るふっかが立っていて近ずいていく距離に私も足を止めた。
深「なにしてんの、こんな所で」
『今、照と飲んでて帰る所。ふっかは？』
深「んー？俺コンビニいっただけ」
チラッと見える袋の中身は、お弁当やらお菓子やらが沢山入っていて、自炊が苦手なふっかっぽい。『こんなんばっか食べてたら太るよ』「うるせぇ」そんな掛け合いをしながらゆっくりと足を進めていく。
…私、普通に笑えてるよね？
深「最近…めめと仲良いじゃん」
『え？そうかな、』
まあ前よりは仲がいいと思う。てか、前が話しをしなさすぎたんだけどね…。にしても、同じ仕事での目黒のべたべたっぷりはこっちが苦笑いしてしまうけど。
『ねえ、ふっか…』
深「んー？」
『私ね、ふっかの事ちゃんと仲間だって思ってるからね』
振られたあの日、いや、あの瞬間に"好きな人"から"大切なメンバー"になったふっか。それなのに普通にしてるように見えて、どこかぎこちない1週間を過ごした私達。
『ふっかよりもイケメンな彼氏見つけるから』
深「ふっ、いねぇだろ」
『…自分がイケメンだと思ってる？』
深「思ってるもなにも事実だし」
「ばか、」そう肩を軽く叩けば、「いてぇ」と笑顔を浮かべるふっかはやっぱりどこかいつもと違って…その微かな変化に気づく自分も嫌になる。
深「…なんか寂しいな」
『え？』
深「こんな事言うのずるいけど、お前に彼氏ができたら寂しい」
『っ、』
ずるい、ふっかはずるいよ。そんな言葉をかけられて私はまだ笑えない。ふっかにとっては、妹にかける言葉でも私はそう思えないから。
深「でも‥.応援しなきゃなんだよなぁ」
『やめてよ、そう言う事いうの…』
深「ん、わりぃ」
ふっかの前髪が少しだけ揺れて顔に被さり、その表情は読み取れない。でも、ふっかの微かに震えた声は確かに私のところまで届いてた。
『…ふっかの恋も上手くいくといいね』
深「おう、」
住宅街に入り、静かになった月明かりの下そんな2人の会話が響いた。
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YUME(プロフ) - riri_purukawaさん» コメントありがとうございます（＾_＾）泣いてしまったなんて…嬉しくて私が泣きそうです(｡-_-｡)笑続編に移行しますが、そちらもどうぞお願いいたします！！ (2020年8月15日 23時) (
レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
riri_purukawa(プロフ) - さっくんとのデートのとこで泣いてしまいました(;o;) (2020年8月15日 17時) (レス) id: be778bbdda (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - 玲さん» コメントありがとうございます（＾_＾）切なすぎて…ってお言葉嬉しすぎます( ^ω^ )これからも更新頑張るので、ぜひ楽しんでお読み頂けると嬉しいです(*´-`) (2020年8月15日 12時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - なんかもう切なすぎて……………こっちが泣きそうです…もう誰落ちでもいいから主人公が幸せになったらな、なんて思いながら見てます！こらからも頑張って下さい！！！！ (2020年8月14日 22時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます！！私も書きながら、誰と幸せになるのか悩んでしまいます(｡-_-｡)みんなに幸せになってほしい(｡-_-｡)これからも楽しみにしていただからように頑張ります！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUME
| 作成日時：2020年7月31日 13時
