ありがとう、好きになってくれて ページ40
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次の日、朝起きると目がぱんぱんに腫れていた。無理もないか、一晩中泣き続ければ。いつもより念入りに化粧をし、事務所に向かう。今日からしばらくは、SnowMan全員での仕事になる。
…はぁ、タイミング間違ったかな。
いくら後悔してないとは言え、やっぱり顔を見るのは辛いから。けど、それ以上にふっかの方が気まずいはず。だから、私は普通でいるんだ。
『…おはよー』
事務所に着くと、数人ちらほらいるだけでまだ全員揃ってないようだった。ふっかも、まだ来てない見たい。少しだけほっとして、楽屋に足を踏み入れた時だった。
深「…はよ」
『はっ、はよっ!』
「ふはっ、なんだよその挨拶」そう言って笑ったふっかはやっぱりいつも通りで、嬉しいような悲しいような…。だから、荷物を置こうとした時急に腕を掴まれた時は驚いて目を見開いてしまった。
深「…ちょと話せる?」
『う、うん』
ふっかの後に続いて、楽屋からホールまで歩く。ホールにつけば、「買ってやるよ」そう言って自動販売機に出てきたのは私がいつも飲んでる奴でそれにまた胸が痛くなった。
深「あのさ…」
どこかから聞こえる楽しそうな声を遠くに聴きながら、ふっかを見上げる。いつものヘラヘラした顔じゃない。
深「Aが…さ、俺の事好きでいてくれてるなんて思いもしなくてさ」
『…うん』
深「だから昨日好きって言われた時、本当にびっくりして」
ふっかの声が少しだけ震えていて、私の涙腺を少しずつ緩めていく。
深「でも俺…やっぱりAの事は…大切な妹としてしか見れなくて…」
…うん。しってるよ、そんな事。
深「でも、どうしても言いたい事があってさ」
『…っなに?』
ふっかの顔が上がって、私の目とふっかの目が交わればやっぱりまだ悔しいほどに胸はときめいてしまう。
深「…ありがとう。俺を好きになってくれて」
『っ、』
この言葉が聞けただけでも、私がふっかを好きになった意味があるような気がした。
深「俺、好きな人がいる。だから、Aの気持ちには答えられない」
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YUME(プロフ) - 杏奈さん» コメントありがとうございます(^^)杏奈さんも片想い歴が長いんですね!私もそうで、書いていて感情移入してしまいます(笑)他のメンバー達もこれからぐいぐいと行かせる予定なので、楽しみにしていてください!これからも更新頑張ります(o^^o) (2020年7月28日 22時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - はじめまして。ふっかさんにずっと片想いする主人公、私も片想い歴か長いので共感しながら読みました。文章が素敵で引き込まれます。他のメンバーからのアプローチも楽しみです!これからも更新頑張って下さい!! (2020年7月28日 21時) (レス) id: aadbdb729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YUME | 作成日時:2020年7月27日 20時