167話［過去編］ ページ45
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そんな私の中での非日常が風化されようとしていた時
事は起こった
『…ただいま、
………母さん？』
四「…………っ、ふ……」
先程、いつも通りに学校から帰った後
母さんを見つけて駆け寄ったが
様子が可笑しい
なにか…笑いを堪えているような
そんな声を出して、どこを見つめているか
分からない虚ろな瞳で私を捉えた
母さんの視界の中に私は入っているのだろうか
そんな疑いを持つ程、光がない。
普段の母親からは見ない顔をしていた
『……母さん？なんて、言ってるの？………は…？』
母さんの身体がゆらりとこちらを向く
その手には包丁が握られていた。
ただ、明らかに持ち方が可笑しい
料理をする手つきじゃない。
するとそれまで何も喋らなかった母さんが口を動かした。
それは、聞き取れるか聞き取れないかぐらいの声量で
………ぉ、ォ…ね……がい………逃、…ゲ……
『…母さ……ひぃ…っ！？』
母さんが私に包丁を振り下ろしてきた
父さんに鍛えられた反射神経で
何とか避けたが
その時の私の頭の中は
冷静になる為の冷却装置が壊れたらしい
母さん、危ないよ。なんで、…なんで？
怖い、こわい…、父さ…
母さんはもう一度、私に向かって包丁を振り下ろす
恐怖で膝が笑って動けない
私の視界は最後に
母の
母さんは泣いていた
________。
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潮来(プロフ) - moeさん» コメントありがとうございます。あの過去編を乗り越えてコメントまでしてくださるなんて……！続編も頑張ります！もう少しだけお待ちを…！ (2018年4月20日 23時) (
レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 続編楽しみ、、 (2018年4月20日 19時) (レス) id: 32c275f53e (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - 無希さん» 下書きの方の薬ちゃんのアホ毛をキラキラした目で見つめる夢主さんがすっごい好きですw有難く書かせていただきます！！ (2018年4月16日 23時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
無希(プロフ) - 潮来さん» いやいやそんな…ほんと申し訳ないです…三枚のうち2枚はモノクロですし…雑だし…えっ、桜坂さんも描いて下さるんですか！？全然良いですよ！むしろ良いんですかありがとうございます！！いくらでも待ちますからお願いしまする！！ (2018年4月16日 8時) (レス) id: 3bf93b4eb7 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - 無希さん» 麗しすぎて目が浄化されました。ありがとうございます！！…その、提案なのですが…コラボ絵、私も書かせていただいてもよろしいでしょうか…………改めて来て下さりありがとうございました！！ (2018年4月15日 20時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
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