150話 ページ37
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聞き慣れたその声、
嫌でも覚えてしまったその姿と感覚に
ジョーカーは自分の顔が不満げに歪むのが分かった。
ス「僕にまた会えて嬉しい？」
『何をいけしゃあしゃあと…、アンタ、何で此処に？』
ス「ムーンリングを狙っているのは君だけじゃないって事さ」
…いやまぁ、そりゃそうか
ムーンリングを狙っているでも無いならば
こんな所になど留まる意味も理由も無い、
スペードもいる、というだけで
ジョーカーは身体がどっと重くなるのを感じた。
『っていうか、何でアンタは看守になってんのよ…』
ス「囚人服なんて僕には似合わないからねぇ。
…それよりも、君はもっと危機感を持つべきだと思うよ」
『…は？危機感？』
スペードの口から出るとは
思っても見なかった言葉にジョーカーは目をきょとりと丸くさせる
ス「…君、まさか気付いていないのかい？」
『な、何がよ…』
訳も分からずジョーカーがそう問うと
スペードは「呆れた」と、言う様に大袈裟に溜息を吐いた
ス「…君はもっと 自分の容姿に自覚を持った方がいい、」
『…自覚なら持ってるわよ』
ス「自信じゃなくて自覚だから」
スペードは少々苛立った様子で
間髪入れずそう返すと、おもむろにサングラスを掛け
指で鍵を弄びながらジョーカーの元を離れて行く
ス「まぁ、何にせよ…
囚人と看守じゃ看守の方が有利さ。
お宝は僕が頂くよ、はははっ」
『なっ、ちょ、こらっ！待ちなさいスペード！』
こっちのセリフを何処吹く風と受け流して
そう、余裕の笑みとも取れる声を零しながら
だんだんとスペードの声は牢屋から遠ざかっていく。
そして、スペードが去った後。
ジョーカーは噛みしめていた口元をゆるりと解き
不敵な笑みを作りながら、ぼそりと言葉を発した
『…けど、看守のアンタじゃ分かりようがないわ。
ニックと同じ囚人にならなければ、見えない所にある…
アンタには、絶対に負けないわよ。』
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カフェオレ。(プロフ) - reichanさん» 数年後またいでからのコメント返信失礼致します…！！光栄の至りッ！！申し訳ございません。遅ればせながらパスワード関連の事情を怪盗少女。6th 50ページにて記載しております。お手数ですが拝謁のほどいただけますと幸いです！コメントありがとうございました！ (2022年6月1日 4時) (
レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - 刹那さん» 暖かい声援なほど、本当に嬉しい限りです…！長らくコメント返信のほどを怠ってしまい合わせる顔も持ち合わせていない私ですが、折り目として申し上げる所存です。遅ればせながら、怪盗少女。6thにてパスワード関連の旨を記載いたしました。拝謁いただけると幸いです (2022年6月1日 4時) (レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - 見てて！とても面白くて毎日楽しみです。2,3のシリーズのパスワードって教えて頂けることは可能ですか？ (2021年10月8日 0時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 続き楽しみにしてます。更新頑張ってください。後、パスワードが分からなくて2と3が読めてないんですが教えてもらえませんか？ (2021年8月29日 10時) (レス) id: 4a3ea27242 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - アニマトロニクスさん» コメントありがとうございます！完結までまだまだ遠いですが、これからも何卒見守っていてくださると嬉しいです…！ (2019年2月1日 1時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
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