126話 ページ13
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『よ…っ、と…流石にもうハチは着いてる頃ね』
ふと、お宝がある遺跡の入口に目を遣ると
そこには…見覚えのある人影が、
クイーンに向けて傘を構えている所だった
ヒヤリ、一瞬にして嫌な汗が首筋を這う
カードを構えながらその人影に走り寄った
『やめなさい！！』
傘に向けカードを放ち、
何とかクイーンからビームの軌道を逸らす
『クイーン！怪我は…！？』
ク「だ、大丈夫…」
『アンタは確か、……シャドウジョーカーね』
前にジェミニの王冠を盗む時に現れた
私にそっくりの奴を思い出し苦々し気に口にする
シ「ハッハッハ！！覚えててくれて嬉しいぜ…
そう、俺は光を塗りつぶす黒い影……
シャドウジョーカーだ！！」
『何で、こんな所に…』
シ「お前達がオリンポスの財宝を
狙っている事は分かってるぜ
……お前らには絶対に渡さねぇ！」
目の前のシャドウジョーカーはそう叫ぶと
大きく跳躍して私とクイーンを飛び越し、遺跡の中へ消えて行った
『なっ…待ちなさい！！』
.
シャドウジョーカーを追い掛けるも
いつの間にか、狭い通路から広い空間へと足を踏み入れており
完全に彼奴を見失ってしまった…
ク「どっちに行ったのかしら…」
『…彼奴…また私の邪魔を…！』
私がそう言葉を零すと
クイーンは不思議そうに口を開く
ク「…どうして、ジョーカーを狙うのかしら」
『…さぁね、誰かの恨みを買った覚えが有りすぎて分かんないわ』
クイーンは
でしょうね…、と呆れた様に目を伏せる
『っていうか、私よりアンタの方が
彼奴の事知ってるんじゃないの？』
ク「……分からない、お互い何も聞かなかったし…」
『ふぅん……、まぁ…あの野郎が
誰だろうとお宝は渡さないけどね』
そう軽口を叩きながら
遺跡の奥へ歩を進める
…しっかし、…本当に如何にもな遺跡ね
『…こういうのって…何か出そうよね』
ク「ちょっ、やめてよそういうの…！」
「………………！！」
ク「ひ…っ！？」
『……今何か…』
遺跡の奥の方から唸り声の様なものが耳に届く
………ほんとに何か出そうね
ク「き、きっと気の所為よ！風の音に決まって…」
『…怖いなら手繋いで上げましょうか？』
そう言って自分の手を差し出すと
クイーンは目に見えて顔が真っ赤になる
ク「なっ、こ、怖くなんてないわ…！！」
「うわぁぁあ！！」
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カフェオレ。(プロフ) - reichanさん» 数年後またいでからのコメント返信失礼致します…！！光栄の至りッ！！申し訳ございません。遅ればせながらパスワード関連の事情を怪盗少女。6th 50ページにて記載しております。お手数ですが拝謁のほどいただけますと幸いです！コメントありがとうございました！ (2022年6月1日 4時) (
レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - 刹那さん» 暖かい声援なほど、本当に嬉しい限りです…！長らくコメント返信のほどを怠ってしまい合わせる顔も持ち合わせていない私ですが、折り目として申し上げる所存です。遅ればせながら、怪盗少女。6thにてパスワード関連の旨を記載いたしました。拝謁いただけると幸いです (2022年6月1日 4時) (レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - 見てて！とても面白くて毎日楽しみです。2,3のシリーズのパスワードって教えて頂けることは可能ですか？ (2021年10月8日 0時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 続き楽しみにしてます。更新頑張ってください。後、パスワードが分からなくて2と3が読めてないんですが教えてもらえませんか？ (2021年8月29日 10時) (レス) id: 4a3ea27242 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - アニマトロニクスさん» コメントありがとうございます！完結までまだまだ遠いですが、これからも何卒見守っていてくださると嬉しいです…！ (2019年2月1日 1時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
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