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『ドーナツ美味しい!』
やけ食いをするかのようにガツガツ口に運ぶA
蒼汰「金足りんのかよ…?(…これで五個目だよな…)」
不思議そうにAを見つめる蒼汰
『…財布?持ってきてないよ?』
きょとんとした顔で蒼汰を見つめ返す
蒼汰「…じゃあ誰が払うんだよ…汗」
『蒼汰に決まってるじゃん!』
蒼汰「どついていいか?」苦笑
首をごきっと鳴らしたところで
『じょ、冗談冗談、持ってきてるよ!ほら!』
するとドヤ顔でワンコインを見せる
蒼汰「…結構足りねぇじゃねーか」
ガックリと肩を下ろすと
蒼汰「今日は俺が奢るよ。好きなだけ食べろ。」
蒼汰は腕を組むとにやりと笑った
『え…いいの??』
蒼汰「おう!今日は特別な。好きなだけ食って、元気になれ!」
ポンポンと頭を撫でるとコーヒーを飲んだ
『…ありがとう!蒼汰大好き!』
両手にドーナツを持ちながら、デヘヘと笑った
蒼汰「…ん…/////」
ーーーーーーーーーーー
すっかり暗くなり、前も見えなくなった頃ドーナツ屋を出た
『ふぅー!食べた食べた!』
蒼汰「ほんと、遠慮というものを学ぶべきだよな」
蒼汰は半目でAを見た
『私もびっくり!まさか10個も食べれるなんてー!』
むかつくと腹が減る!と言いながらお腹をぽんと叩いた
蒼汰「それにしても、食いすぎ…」汗
少し心配になる蒼汰は
蒼汰「でぶるぞ」
そう耳元で告げた
『…』汗
Aはあからさまにショックな顔をした
蒼汰「うそうそ。お前細すぎ、もっと食った方がいいぞ」
『…お世辞にしか聞こえない…』
ムッと口を膨らませてそっぽを向いた
蒼汰「ははっ…っと、もうついた」
『ん!今日はいろいろありがと!ごっつぁんでした!』
蒼汰「はいはい。学校休まないようにな」
手を振ると隣の家である自分の家の入口を開けた
『?なんで?』
蒼汰「腹痛で!」
そう言うと蒼汰は家へ逃げていった
『もー!!!!……』
Aはプッと笑うと家の中へ入っていった
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のっち - 更新頑張っってくださいい。応援しています! (2019年8月6日 19時) (レス) id: 848df56749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛花 | 作成日時:2016年3月27日 23時