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Me
そんなわけでとあるショッピングモールに着いた。
「大晴と2人きりとかだいぶ新鮮〜。」
大晴「ほんまなっ！！！いつも家族ぐるみとか晴太郎おったしな！！」
「なぁ大晴。声のボリューム下げてもらいたいんやけど。」
大晴「俺コレで普通やで？！」
「普通ちゃうわ。」
周りからめっちゃ視線感じるし…
大晴「別にええやんか！！楽しいんやし！！」
「いやいいねんけどさ、あんなうるさいやつの彼女とか勘違いされたら困るし。」
大晴「えっ？！彼女？！」
あああやってもうた。
いうんじゃなかった！！！
はぁーーーー。
大晴「いいやん！別に！ほらっ！」
って言って手を差し出してくる大晴。
「なんでっ。」
大晴「いいやん！今日だけでも彼女やってや！」
「死んでも嫌！」
大晴「それってさ、」
少し悲し目な顔をする大晴がなにか言いたそう。
「なんやねん！はよ言ってや！」
大晴「あいつにも嫌っていうん？」
大晴のいうあいつは紛れもなくせーちゃんのことで、
せーちゃんには何ていうんやろ。
「んー。そりゃ私大晴よりせーちゃんに甘いけどさ、断るもん。」
大晴「ほんま？」
やけに真剣でおとなしい大晴をまじかで見ると、
心臓が速くなりだした。
大晴「え？A大丈夫？ しんどい？」
「えっ？！いや？別に！」
大晴「よかった。あんま無理すんなよ。」
大晴のことで、こんなことなってるんやし。
あほ。
そんな大晴に私から手を繋ぎに言った。
"えっ！ちょっ！A？？！！"
とかいうんやろなぁって思ってたら、
私の顔を見てニッコリ微笑む大晴がいた。
こんな大晴見たことなくて、
頭の中には大晴でいっぱいになった。
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作者名：平野 桃 | 作成日時：2017年7月11日 17時
